パラノイア・処女

つい先週の話だ。
新宿歌舞伎町に、エロチックパラノイアという名前の風俗店が産声をあげた。
私は最近その店の従業員として携らせて貰っている。

まあ驚いたモンで、この頃の風俗店というやつはすっかり様変わりしてて、
ハイテクというのだろうか、宣伝から集客にいたるまで全ての面でPCが関わっ
ている。
であるから私のような機械音痴な者は、まるで肩身が狭い。
かといって仕事である以上、好き嫌いなど言ってもいられないので習っている。
習っていると書いたがそれもイロハのイの程度、最低限するべき範囲の学習だ。
私が心配しているのはその部分。
忙しい業務の中で私のような初心者以前の人間に、手取り足取り教えてくれる
わけだから教える側にも相当のストレスがある筈だからだ。
今はまだいいにしても、そのうちに
「何でこんな事いつまでも覚えられないんだ?」
「そんな事も知らないのか?お前原始人か?」と思われるだろう。
私が逆の立場でもきっとそう思うだろう。
何故そう思うか?
当たり前だろう、たとえ私が猛特訓のつもりでいても、相手にとってはイロハ
のイなのだ。
教える側にしたってそうだ、PCのインストラクター、教師ならいざしらず、独学
でPCを学んできた者にとり、PCを教えるという事に関しては素人だからだ。

つまりその温度差はかなりのものであると想像できるのだ。
そして物事は全てそうだが、習う者より教えよう伝えようとする側のほうが、
数倍疲れるものである。
そこで私は焦っている、少しでも相手に負担を掛けさせないように早く覚えねばと。
温度差の沸点にお互いが達する前に、私は最小限の事柄を覚えねばならないのだ。
その時間が間に合うかどうか、そこが私の心配している点なのである。

そんな緊張もあるが、反面吹き出してしまうような面白話もあるわけでなんとか
やっている。
何もしない超大型連休というか、シーズンオフみたいな時期をよく過ごす私にとり、
多少の事はあっても、やる事のある有難さはかけがえのないもので、それについ
ては感謝している。
この感謝の気持ちを返すべく、少しでも貢献できればと思っている。

ここで働くことになった経緯や経営者については、のちのち書いてみたい。
このブログにもついに写真が載ったでしょ!(自慢)
その記念すべく写真を貼ってくれたのが、この店の経営者だよ。
私よりも若いが、人生経験が豊富で気配りに長けた人だ。
素直に兜を脱ぎたくなるような人だ、そういう人物像を想像して貰いたい。

ところで、話は変わるが処女はいらんかね?
ホワイトウィドゥーならぬ正真正銘のオボコだぜ。
ヴァンサンカンとして売り出しているが、そこはこの商売だから解ってほしい。
本当の意味(隠語)でのヴァンサンカンだが、性格は可愛いよ。
「先日ある男性とそういう機会に恵まれ経験しようとしましたが、激痛がはしり
行為を中断いたしまして現在に至ります・・・。」
なんて本人は大真面目で言ってるような女さ(笑)
こんな商売なんだから慣れるためにもと講習を勧めたんだが、本人は
「お客様に育てていただきたい、スタッフとは恥ずかしいです」
なんてウブなこと言ってやがる!
私だったらSMクラブにでも叩き売ってやりたいところさ。だからSM好きなS嗜好
の人にはちょうどいいんじゃないかな?

ま、こんな感じで最近はやっている。
このブログもこんな内容の方が、沖本日記らしくていいんじゃねぇかな?
やっと私も冬眠から目覚めたことだし、時間があれば書いてみようと思ってる。

247640 H24 4月26日 AM2時20分