ヒール

植栽のバイトから帰ってきた、体中痛いし疲れているので本当は早く風呂
に入って寝たいところだが今日中にどうしても書いておきたい事がある。

昨日のブログに「誘惑との闘いだ」なんて書いたが、一体どうしたことか
今日その誘惑がやってきたので、それを書いて寝る。

バイトの現場は池袋、去年まで住んでいた場所からそれほど離れてない。
バイト中何度もメールが鳴る。
見覚えのある番号だったが誰か分からない、そんな番号の主はきっともう
必要のなくなった女の番号。昼食時に返信メールにて軽くあしらってやった、
ところがひょんな事から相手が名乗ってきた。
その相手とはあの夏美(夏美・検索参照)だったのだ。
驚いた私は早速電話した。
意地悪そうで、お嬢様っぽい声は昔のままだった。
夏美は当時の彼氏とは別れ、別の彼氏と同棲しているらしい、目指していた
歯科医師の道も諦めたらしい、もっと驚いたのは彼女が風俗店で働いており
「お店に遊びに来て〜」と、私を誘っている事だった。
確かに当時彼女を仕込もうとした事はあった、だが私の中では彼女は特別な
存在であり今でも忘れられない女だ。世間知らずで寂しがりやで冷たい女
、気位が高く上品で私の周りにはいないような女、そういったイメージだったのに
今の彼女は客に営業のメールをする風俗の女。ちょっとショックだった。
店に出れば5万円は稼ぐそうだ、彼女の容姿からすればたぶん本当の話だろう。
しかし、何て書いたらいいのか・・・
そう、これは真面目な仕事をし始めた私に対する神様からのご褒美か?それ
とも必要悪の世界からの誘惑か?どっちだ?ってなふうに思ったんだ。

疲れているせいか文脈が滅茶苦茶だ。
何となくだが今日書きたかった事は書けたような、書けないような・・。

それで夏美が勤める風俗店の値段は2万円ぐらいだそうだ。外で個人的に会うには
3万円だそうだ。よくまぁ、業務用チンポの私にそんな値段言えたもんだ。
私は夏美にタダで会うよう交渉した。
「服装は昔と変わっちゃいない、防寒服にジーンズだよ泥付だけどいいだろ?
 清い仕事をしている男の匂いでもかいでみろよ」てな具合に。
交渉は成立した、夏美は会ってくれると言った。本当のところ私も純粋に普通
に会って喋りたかっただけだった、疲れて性欲なんてない。

だが運命とは二転三転するもので、直後に夏美に指名の客が入ってしまった
のだ。
電話口にコツコツと夏美が歩くヒールの音がする。
客の待つホテルへ向かっているのだろう。
「一時間ぐらい後なら新宿で会えるけど?」と、夏美は言っていたが私の足は
新宿とは逆方向へ向いていた。

155635(66) H22 1月22日  PM22時45分