アフリカ

あれからもう一ヶ月になるのか・・
前回、ブログを期待も込めて書いてみたが、その後何の音沙汰もない。
こんな筈はないので色々考えてみたが、たぶん内容がニーズにそぐわ
ないか、ありきたりだったのでは?と、半ば忘れかけていた。
ところが、つい最近思いついたのだ。
決定的なポカを私はやっていのではないかということを。
これもたぶんなのだが、かなりたぶんではないと思う。
私が「このブログに書きます」と、先方に言ってない気がする。
こんど連絡してみようと思っている。

さて今回のブログは、例によって夢。
ここ最近はブログも御無沙汰だし、メイが死んでからもメイの夢やら
面白い夢をたくさん見たのだが、なんせブログを書かないと忘れてし
まい、どんな結末だったかを思い出せない。
そこで今回は忘れないうちに書いておこうと思い立ったしだい。
あまりたいしたことはない夢だが、私の中ではそれなりのものなので。

灼熱の太陽と、どこまでも続く砂浜の地平線。
今にも蜃気楼が現れそうになる程、空気がユラユラとしていた。
砂漠だったと思うが、そのような場所から私は海を眺めて立っている。
行った事はないが、そこはアフリカ大陸であると夢の中の私は知っていた。

夢の中で絵本の記憶がある。
絵本の中ほどのページには、片面にアフリカ大陸そしてもう片面には、
アフリカ大陸と同じくらいの大きな鯨が描かれている。

池袋で子供と3人で暮らし始めた頃、子供に絵本を読みながら
「いつか大きくなったら、アフリカに鯨さん見に行こうね。」
なんて約束している(それも夢の中の遠い記憶)。

場面が変わり、当時の妻と子供がいて私から逃げようとしている。
妻は昔のままだが、子供は何故か大きなチンパンジーになっている。
その大きなチンパンジーの手を引いて、妻は私から逃げようと必死。
私は2人を追って、何かセリフを言ったがそのセリフは忘れた。

また場面が変わり、そこはシンガポールのような町並み。
近代的なビルの一角で、私はやっと妻と子供をみつけ捕まえる。
どうやったかは忘れたが、妻に大怪我を負わせて子供を奪還している。
そして子供と2人で冒頭の砂漠のような場所から海を見ている。

「子供の頃、鯨さん見ようって約束したよね。これがその海だよ、
見てごらん。見ての通り、鯨なんていないんだよ」と、言う私。
先ほどは何もなかった海岸線に、街のビルが立ち並び新幹線が走って
いる。
その景色は東京駅と新宿の街を組み合わせたような景色であり、そこ
は海ではなく大きな河のような場所であり、その中州部分が東京駅や
新宿の街となっているが、夢の中では海を埋め立ててそうなっている
という想定である。

私は、私よりもはるか(3mくらい)に大きくなってしまったチンパン
ジーを見上げて話しかけている。
「鯨は見れなかったけど、お願いだから元の姿に戻っておくれ」

するとどうだろう、まるでおとぎ話の結末のように、チンパンジー
背丈がスルスルと小さくなり、姿かたちも池袋で三人で暮らし始めた
当初の子供の姿になった。
そしてその子は私に言う。
「パパが大好きだよ、世界中で一番大好きだよ」って。
その言葉は、現実世界でも忘れることの出来ない宝物の言葉の一つ。

私は泣きながら子供を抱きしめた、そして泣きながら目覚めた。
・・
目覚めると、一人寂しい自宅のベットの中。
もちろんメイもいない、だけど体は滅茶苦茶熱くて汗をかいていた。
たぶん最近寒くなってきたので、冬用の寝巻きで寝たからかも。
障害をもつ子供の世話をする仕事をしているから、こんな夢をみたのかも。

222216  H23 10月29日 AM8時20分