春の珍事

またまた一ヶ月以上も日記を書かない月日が経過してしまった。
原因は例の如く持病。
この病気は手に負えない、仕事なんてとても無理なのでとても困る。
前回の日記のころより眠れなくなり朝まで起きていて、昼に寝始めるという
サイクルに陥り断睡眠薬の誘惑に勝てず、3週間目に睡眠薬を飲んだ。

やる事は山ほどあり、こんなご時世に在り難い仕事の話もあり、それを目の
前にして何もできず、ただただ自分に歯がゆい。
日記も書く気がしなくなるってのは、どう考えても重い症状だと思う。
こんな時はゆっくりと、マイペースで。そう自分に言い聞かせるが、どうして
も余裕の無い生活では焦りがある。
あまり人に打ち明けないので、
「どうしたの?余裕だね」
「早くやろうぜ沖ちゃん参戦はいつ?」
「何もせんでも喰ってけるならたいしたもんだよ」ってな事を言われる。
打ち明ければきっと
「おいおいまたかよ」
「ちょっとスクラムは組めそうにないな」って思われるんじゃなかろうかと
疑心暗鬼になる。数少ない仕事や仕事仲間を失いたくないので、平静のフリを
しているが心の中じゃ焦りまくりなのだ。
こんな気持ちを誰に相談したところで、この病気になった者じゃなけりゃ分から
ないだろう。私だって以前は馬鹿にしていた、哀れみの気持ちすらなかった。

最近この陽気のせいだろうか、だんだんと復調している気がする。
桜吹雪の圧倒される優雅さに見とれて道を歩いていたら、
「ビィッー!!」という車のクラクションに、ハッとなり我にかえった。一瞬で
はあるが正常な感覚が甦った。

最近では逆に眠くてたまらない。
さっきも12時前だというのに少しウトウトしかけていた。その時だった、どこ
からともなく聞こえるネコのような、子供の泣き声のような・・・
いや!あれは、隣の夫婦の夜の営みの声だぞ・・
珍しいとこもあるもんだ、もう引退してるかと思ったら現役じゃないか!
それにしても越してきて初めてだ、俺も負けてなんねぇな・・・
ちょっと興味がわいたので、「その声」をもっと聞いてやろうと息を殺してみた。
ところが息を殺して聞こうとすると、「その声」も小さくなる。


不思議な夜の営みの「その声」。
・ ・・・・・・
そして私は気付いたのだ、「その声」の正体が私の鼻息の音であることに。
とんだ春の珍事に苦笑い!
花粉症ではないが、慢性鼻炎の私はときどきそうなる。

自分の鼻息も分からんとは・・・呆れるほど笑っちゃうが、まだ正常じゃないって
事かもしれない。
仕事も出来る事からしようと、新しい撮影機材を購入し、血液検査も受けた。
その結果がでたのも3月4日だもんな。
あ、そうそう、血液検査のときさ検尿カップに「ここまで入れて」って線がある。
受付のヤツの態度が気に食わなかったので、検尿カップになみなみと表面張力ギリ
ギリまでオシッコをいれるいたずらをしてやろうかと思ったが、そんなことすると
いたずらし返されそうな気がしてやめた。たってさ、エイズのマイナス表記に棒一本
プラスされるだけで人生変わっちゃうからね。

とりあえず、こんな感じで毎日生きてはいる。
精神的以外は準備万端なのだ、何かのきっかけで治ると思う。
久しく柔肌にもご無沙汰してるからよ、
一発カマしゃ治るかな?

ヤフーの麻雀は毎日やってるから赤マークまで復帰し、
「帰ってきた沖ちゃん!」なんて自分でほくそ笑んでいたら、あっというまに陥落し
現在は水色マークになってしまった。

また真鶴にでも行ってこよう、釣り療養は効果あるからな。

138980   H21 4 16日 AM1時45分