勘か偶然か?

勘の冴える時、虫の知らせ、第六感、・・・これら現在の科学では証明
できない事柄であるが、それは確実に在るものだし、それによって運命
が大きく左右される場合も少なくはない。
ここ最近、別件で3件もそのような事が立て続けに起こっており、自分
でも驚いている。
私は少し前に体調が悪くなり、リハビリの甲斐あってようやく回復しつ
つある。精神病を患った者なら解るだろうが、回復する前後の時期には、
ある限られた能力だけがひどく敏感になるものだ。例えば「音」に敏感
になったり、潔癖症だったり食欲のような味覚であったり。それを病気
の後遺症として悪く捉えるのが一般的なのだろうが、私はある時期から
その不思議な能力を良い方向で考えればいいと思うようになった。
先月も二階の住人の足音が、やたら気になり文句を言ったこともある。
だけどそれは住人に悪気があるのではなく、私が音に敏感になっただけ
の話なのだ、それならばそういった敏感さを活かすように解釈すべきと。
さて今回の私だが、どうやら第六感のような感覚。
それが正しい感覚なのか、それとも病み上がり故の錯覚なのか?それは
仕事絡みの良くない事なので、もう少し経過を観察しないと答えが判ら
ない。プライベートでは好い事が一件あったので記しておこう。
一ヶ月もずっと連絡のなかったヒロ君から電話があった。先週末からヒ
ロ君の事がやたら気になって、金曜の日記にも書いた。そうしたら今日
電話があったんだから、これは第六感といってもいいのではないだろう
か?と、思っているのだ。
ヒロ君は、喋り方もしっかりしており回復の方向へ向かっているようだ。
近々入院から通院になれるそうだ、子供の元気な声を聞けるのは嬉しい。
前例もあるので、ヒロ君の言葉を100%信じられない悲しさはあるが、
何につけても元気な声を聞けただけでも感謝感謝!
「俺さ、体調は快調になったんやけど、別の症状が出てきたんや。なん
かね、清潔やないと気がすまん。潔癖症になっとるよ。」
ヒロ君がそう言うので、私は今日の日記に書いたように「決して悪い事
ではないから、良いように捉えればいいよ」と、言っておいた。

66792       9月3日  PM9時55分