蓋が外れた

人生山あり谷あり、私の場合はその角度がキツイが、これもまた人生。
昨日はほんの些細な事が発端だったんだ、仕事の打ち合わせで昼から夜の
9時頃まで外出していた私が帰宅したのでジュンは飯も食べずTVを観て
いた、勿論食事の用意なんて彼女は一度もしたことないからね、いつも私
が料理するんだ。昨日も帰ってきて急いでスパでティーを茹で2人で食べ
ながら、今日の仕事の経過を話していたんだよ。
「もしかしたら、もう一社取引先が増えるかもしれないよ。今までは月に
3日だけの撮影だったけど、月10日ぐらい仕事する可能性がでてきた、
ただ先方が難色を示しているから明日(土曜)再度打ち合わせに行く、撮
影のたびにジュンは事務所をでて暇つぶししなくてはならないだろうから
苦労をかけてしまうかもしれないが、生活はらくになるぞ! そりゃ、俺
の仕事に反対なお前の気持ちも分かるけど、お前だって援交みたいな仕事
を始めてるんだからお互い様だろ?お互い仕事には関知しないと取り決め
をして納得したことだしね。人様からみれば俺たちの仕事なんて罪作りも
いいところ、イスラムや中国あたりでこんな仕事してたら公開処刑されち
ゃうくらいのモンだからね、だから人としてお前の気持ちが分からんでも
ないが、俺とお前は50歩100歩ってことだからね〜」
するとジュンは「あっそ、別にいいよ 私は今週末に出て行くから、アテ
もあるしジジイといるより、若い男のほうがいい、マンションも買ってく
れるって言ってるし〜」、との爆弾宣言!
私が「えっ?!それは急だな、嘘だろそんな話、週末は俺実家に行くしせ
めて今月は一緒にいない?俺はお前が嫌いで仕事を増やすんじゃないんだ
よ、早くこの撮影事務所の他に住む部屋を借りたいからだぜ、その資金を
稼ぎたいからじゃないか」と、私が懇願したが、ジュンは平然と「もうい
いよ、ジジイの戯言は」「言っとくけど訴えるからね」と、爆弾第二段!
「何を訴えると言うんだ?、半年以上ずーと生活の面倒みて医者代から歯
医者代、小遣い、生活費、美容院代まで全部俺が出したし、過呼吸の件だ
って、事故ではあったが俺も手をだしたから慰謝料として10万払ったじ
ゃないか!」 ジュンは「そんなの領収書も一筆も書いた覚えないね、私
は診断書を持ってんだよ」とクスクス笑いながら「お前は金がないから親
から取ってやるよ、言っとくけど私の親戚には凄いのいるんだぞ〜、私の
お父さんはアンドウノボルだよ!!」・・・・・。
私はその名を聞いて驚いたが、「俺以外を巻き込むな、それだけは頼む」と
言った。そして「そうなったら、こちらも手加減できなくなる」と、言った。

そしてあっけなく、スパゲティーを食べた後、ジュンは「バーカ」と、一
こと言って出て行ったのだ。
私の病気が悪化するわけだ、私は常にこのような脅迫をジュンから受けて
いた。私が攻められるのはいいが私以外、特に親に関わるような発言は耐
え難い。
今回もいつものように冗談かと思っていた、過去にこのような事は3回あっ
たからだ。
でも今回は本当に親にまで電話したようだ、私の実家の電話番号をいつの間
にか盗み出していたジュンだった。
しかも夜中に電話するとは・・・・これは宣戦布告だろう、冗談にしては度
が過ぎてないか?
私はまさか、私が脅迫されるなど思っていなかった。女の強がり、口の悪さ
だけだと思っていた。しかしジュンは実行した。
ある意味、たいしたヤツさ。離婚した前妻以来の。
悪女にも、いいところがあり学ぶでき点もあるものだ、「仕事では最悪だ
が、俺に真っ直ぐ言ってくれる人はお前ぐらいさ人としては悪いくらいが丁
度かな」 そう、ジュンに言ったものだ。AM8時27分

(ジュンが荷物を取りに来るそうなので一時中断)
続きは今日か、明日、書ければ書く。

35883(62)           AM8時30分


PM6時
ジュンは実家に帰ったよう。
これで、仕事に対する否定的な蓋は外れた。
蓋が外れた私の仕事エネルギーはどこへ 向かうのか?