後半戦

41回目の誕生日を迎えた。
多くの方々からお祝いのメールをいただき嬉しいです。
振り返ってみて今年が一番多く祝福された年だ、この歳になると歳をとるの
は嫌なもので誕生日はその宣告日に近いものがある。若い頃はプレゼントは
何がいいかな?とか、現金の方がいいな等、秘かに期待もしていたものだ。
彼女がいないときは妄想をめぐらせて、突然ピンポーンとチャイムが鳴り出
てみると毛皮を着た見知らぬいい女、毛皮を脱ぐとその下は全裸でたわわな
胸に「ハピバスデー」なんて書いてあれば気が利いてるな 等とマンガのよ
うな事を考えていたのもだ。
今では祝福の一言が、とても嬉しく感じられる。PCやTELでの一言に感謝
し、こんな私でも祝ってくれる人がいると思うと、その方たちのためにも早
く更正しマトモな人生を歩まなくてはならないと痛感する。

パソコンを打っている私の後ろでジュンが覗き見をしながら一言「ジジイに
一歩近づいた」と言っている。 シャイなジュンは自分の感情を上手く言葉
で表現できないタイプ、そんな彼女でも私の誕生日を意識しているからこそ
だと思うと、その言葉も可愛げがある。一人で外出することの少ないジュン
が今日はどこかへ出かけるらしい、「無理しなくていいんだよ」私はそう言っ
て見送った。仕事もしてなくて所持金もないジュンが出かける用事とは・・
想像の限りではないが、女心が分るだけに私も声をかけてしまった。
私と今日の夜一緒にいてくれるだけでいいのにと、思っている。

41年目をスタートした私だが、順調に寿命をまっとうできると仮定して今
日から人生の後半戦に突入したことになる。今まで色々あった・・・。
今までの人生で色々な人にも出会ったが、その多くが疎遠となっている。
そこで後半戦の目標をたててみた、今から出会う人たちとは出来る限り永く
お付き合いできるよう努力する、そして友達の多い豊かな老後を迎えるよう
にしたい。

24071(305)             PM3時5分