待ってるよ

パソコンの調子が悪い、すぐに反応しない。
PM11時、久しぶりの撮影を無事終了して一息ついている。
東北出身の彼女は、現役の看護婦である 彼女が私の事務所へNスカウトマンに
連れて来られたのがPM6時ごろだった。今日は撮影終了まで5時間ちかくもか
かった計算になる。
彼女は痩せているが、利発そうな瞳と現役看護婦のソレと分かる気配りがあり、私も
ついつい長話をしてしまったからである。やはりマトモな女といると気分がいい。
撮影中でも休憩中でも、私は心乱される事もなく 腰痛気味であるが無事復帰第一戦
を終了する事ができた。(明日はトニーのアポがあるからちょっと心配)
彼女はスカウトされて、ここに来るまで「今日は何をするか」も知らなかった、何で
来たのかを訊ねると、「断りきれなかったから」という答えが返ってくるほど献身的な
心の持ち主なのである。休憩中も南部鉄瓶を見て「懐かしい、お爺ちゃんも使って
いたわ」とか、シャワーの後、バスローブを着せてやると「なんだか急にお金持ちに
なったような気がします」と、彼女の素朴な心を垣間見せてくれる。そんな彼女が何
故、8年間も彼氏がいないか不思議であった。私は直感で、彼女は真面目すぎるので
はないか?と思った、職場でも人間関係でも神経質な真面目さは人を寄せ付けないよ
うな威圧感を相手に与えてしまうものだ、職場でのそれは良い事であり信頼を勝ち得
るであろうが、プライベートでは敬遠されるものである。それを彼女に問うてみたら
彼女は「どうして分かるんですか?」と、驚きながら肯定していた。彼女はここ4年
間、生理もないそうである、濡れも悪いようだが その分、他者の性器よりも清潔で
あった。指先に触る彼女の子宮の大きさは、他者の生理前と同じぐらいだったが痩せ
過ぎか、男性ホルモンの摂取不足なのだろう 「精子を飲みなよ」と、言おうと思っ
たがやめて、代わりに「今度一緒に釣りに行かない?」と聞くと彼女は喜んで賛成し
てくれた。 一期一会が多いこの業界で、撮影後に別の形で再会するケースはあまり
ない、私はこのブログを書いている事を教えた 私の仕事以外の顔を知って欲しいか
らだ。今頃このブログを彼女も読んでいるだろう。
君への伝言だ 
「私はご覧の通りの人間だ、君が言っていた「怖そうな」面もあるかもしれない、
 私に自信のある事は「嘘をつかない事」だけかもしれない、こんな人間でよかっ
 たら、今度一緒に釣りに行こう。私も今日の君が本当の君である事を信じていた
 いよ、じゃあ電話待ってるよ。」

44150                   2月28日 AM0時25分