怒りと叱り

今日も寒い日だった、まるで真冬の気候じゃないか 私は寒さが苦手
なので春が待ちどうしい。 でも今年は大丈夫、私の敬愛する人達か
ら合計で5着もジャンバーやコートを貰ったから、着無精の私が毎週
のように違った防寒着を着て楽しんでいる。
寒さといえば、サムイ事件が連続して起こっているが、本当にサムイ
のはその報道内容だ。「何でこんな事に」「言葉もありません」「自
分の子供が心配で安心して遊ばせられない」  そして家族が引率し
て子供を帰宅させるシーン・・・もう見飽きたよ!被害者には悪いが
あんたらも加害者の一人なんだぜ!! 私は以前から主張してきたが
報道は自由だ、だから悲しい場面で視聴率を上げるのは商売だから勝
ってにやればいい、だけど根本的な対策と事後の経過を報道しなけれ
ば惨劇は繰り返される!
今回の塾生殺害を例にとってみると 事前に防げる可能性は大だった。
動機は「熱血教師のプライドと、思春期の反抗的な生徒との摩擦」と
思われるだろうし、そう報道されている。実際そう思う者は多いだろ
う、だがそう思うとはなんと嘆かわしい事なのだろう。こんな事まで
分らなくなっているのだろうか? 確かにきっかけはそうかもしれな
いが、そのくらいで人を殺そうと思うものか!本当の原因は現在の教
育に欠落している精神教育の成れの果てである。
教師は指導者の立場としてスパルタであってもいい、しかしそれは受
け取る側に構えがあっての話だろう、あの親は殺された子供にそれを
教育していたのだろうか? 教師も教育されていたのか?大量の知識
を短時間で伝授するにはスパルタになっても仕方が無いが、「怒る」
と「叱る」の違いを教師は知っていたのだろうか?人は怒ってはいけ
ないものだ、だが叱ってやらねば人は育たない。山本五十六の言葉に
「やってみせ、させてみせ、褒めてやらねば人は動かぬ」ともある。
この様な、誰にでも理解できる簡単な精神さえ疎かにしていると忘れ
てしまうのが人間なのだ、報道機関はこの様な教訓をもっと報道しろ
できれば事件ごとに報道し国民を教育し理不尽な出来事の壊滅に全力
をあげるべきなのだ。惨劇の場や再生シーンを報道する時間があるの
なら、偉人の教訓を世間に広く伝えろ!それがお前等の本当の仕事だ。
お前等しかできない事なんだぞ!!!     AM1時5分