法人て奴は・・

昨晩は東京にも初雪が舞った。この週末釣りにでも行こうかと思ってい
たが、今週も撮影があるだろうからと、体を休める事にして正解だった。
私は今後の仕事についてこの2日間考えていた。
形態を変えつつも、無くなる事はないとされている不滅神話も、この業界
に暗い影を落とし始め 名だたるメーカーは軒並み赤字である。事業をす
る上で最も優先する事柄は利益の追求であろう、社会貢献という高貴な言
葉は利益があってはじめて口にするものであり、現実的には利益の追求が
優先順位なのだ、赤字は罪悪であると思わなくてはいけない 名のある古
い会社は法人に支配されているケースが珍しくない、経営者でさえ法人に
気を使ってしまい赤字事業にどんどん金をつぎ込む、これでは法人が密か
にほくそ笑んでいるだけの話であって、実際にそこで仕事をしている者に
は労が多いだけの徒労になってしまう 結果、借金が増え倒産する。よく
あるパターンだ 私は倒産寸前の会社を多く見てきたからその末期症状が
よく分るし 倒産寸前の会社を何度か立て直してきた事もある。ポイント
は幾つかあるが、重要なのは世の中の動きを読んでいるかという事と、利
益の追求を何処に求めているかという2点に尽きる。当たり前のようで割
と難しい利益の追求、それは利益の中にも種類があるからだ、金 人材
時間 名誉 歴史 これらの利益を求めているうちはまだいいが「犠牲」
の利益を求めだしている法人は要注意である。競争社会であるから弱者は
強者の餌となるのは自然の理かもしれないが、それは圧倒的に強い場合の
話であり通常は犠牲は犠牲でしかなく恨みの種だ そんな種を利益の一つ
として蓄積すればどうなる?良く言えば独立、悪く言えば裏切りだ これ
は当然の結果なのだ。しかも相手は復讐心に燃えている、復讐心は人を強
くする、予想外の復讐は致命傷にもなりかねない。だから犠牲の利益はな
るべく求めるべきではないのだ。伸びている企業体は、支店という形で力
を分散し衝突を避け同時に各々の能力を発揮できるよう本社からの資金援
助も潤沢である、皆が潤ってこそ法人は健全であるのだ。今の時代職を失
えば、まさに雪の降る中を裸で歩けと言ってるのと等しい。寒い時代と思
いじっと耐えるだけではやがて凍死してしまう、逆の発想でいくべきであ
る、自分が苦しい時は相手も苦しいのだ、まだ気付かないかもしれないが
、今 絶好の好機が到来しているのかもしれないんだ。AM1時35分