シャーリーン
「愛はかげろうのように」って歌があるが・・・
素敵なメロディーだし、私も好きな曲として鼻歌をよくうたっていた。
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昨日その歌の歌詞を知りたくなってPCで調べてみたんだよ。
そしたらさ、なんていうのかな・・・・
私の人生と重複する箇所が幾つもあってさ、
考えさせられてしまった。
介護の世界で理想を求めていた私だったが、
それも偽善であるように思えてきた。
結局は金を得る手段の一つでしかない介護業界。
介護保険という枠の中で、国からいかに国金を安全に引っ張り出そうと
縮こまりながらやっているのが現在の介護業界の実態である。
そんなものに理想を抱いてはいけなかったのではないか?
・
ならば金儲け主義に一枚のってやろうじゃないか!
優しさとか、思いやりも大事だが、今の私の目標はそこじゃなかった。
ボランティアでもやりたいと思った仕事だが、
そんなに甘くない業界であることを知ってしまった。
・
何もくじけたわけでも逃げ出すつもりでもない。
目的が違うとなれば必然的に私の動きも違ってくると言う事。
今日は、その宣戦布告の意を含めて書き留めておきたかった。
「I’ve never been to me」by Charlene (愛はかげろうのように : シャーリーン)
ねえ、貴女、 人生に不満があるんじゃない?
自分は不機嫌な母親であり, がんじがらめにされてる妻だと思って
とても実現できないようなことを夢見ているんでしょ。
でもね
私、貴女に話したいことがあるの。
誰かが私にもしてくれたらよかったのに、と思う話をね。
・
私、ジョージアやカリフォルニアにも行ったのよ。
行けるところはどこでもね。
牧師の手をとって、太陽の下で禁断の愛を交わしたりもした。
でも、自由になりたかったから、いろんな場所や、
親しい人たちからも逃げ出したの。
私、パラダイスに行ったのよ。
でも、自分の居場所を探せなかった。
・
ねえ、貴女お願い、立ち去らないで。
だって、あなたに言わなきゃいけないから。
なぜ私が今、ひとりぼっちかってことをね。
あなたの瞳の中に、まだ生きてる私が
とてもよく見えるの。
たくさんウソをついてきて 疲れきった心を
少し分かち合ってくれない?
・
ニースやギリシャの島にも行ったわ。
ヨットに乗ってシャンペンを飲みながら,モンテカルロのHarlow
みたいに振舞い、手に入れたものを、みんなに見せびらかしたの。
王様たちに裸にされて女が見なくていいようなものも見てきた。
・
私、パラダイスに行ったのよ。
でも自分の居場所を探せなかった。
・
(spoken)
ねえ、パラダイスって何だか知ってる?
そんなの虚構よ。
それは創られた幻想。
こんな人になりたいと思ったり、
こんなところに行きたいと思うことなの。
本当のパラダイスってね、あなたの可愛い赤ちゃん、
そして今朝、あなたが喧嘩した彼との暮らしにあるのよ。
その彼と今夜また、愛し合うでしょ
それが現実、それが愛というものなの。
・
生んであげられなかった子どもたちを想い
ときに涙することもあるわ。
子どもがいたら満たされたのかもしれない。
でも、私は優雅な生き方をとったの。
その優雅さが苦痛になるなんて思ってもみなかった。
厄介でみだらなことに人生を費やし切り開いてきたの。
自由になるために大きな犠牲を払って。
・
ねえ聞いて。私、パラダイスに行ったのに
本当の自分を見つけられなかったの。
・
197152 H23 3月29日 PM14時30分