覚せい剤

麻薬の中の麻薬であり常習性があり長期間使用すると肉体、精神
とも虫食まれ廃人となるが、あまりに魅力的な麻薬なのでそれに
よる中毒者は、あとを絶たない。
値段はい1gで一万円程度であり割りと手軽に入手できる、1g
といえば初心者であれば10回ほどは楽しめる量である、しかし
回数を重ねるごとに薬の量も増え依存性もましてしまい中毒患者
となってしまうので充分注意しなくてはならない。
覚せい剤の使用方法としては、注射器による血管注入が一般的だが
そのとき針が血管を外してしまうと、内出血のような大きな青あざ
ができてしまう、そこで最近では吸引法といい、タバコに混ぜたり
覚せい剤を銀紙などの上に置き、下からライターなどであぶり、その
煙をストローなどで吸引するほうほうがある、あと覚せい剤をその
まま食べるという方法もあるが、胃を痛める また粘膜からも吸収
するので、女のアソコにすり込むなんて事もよくやっていたらしい。
覚せい剤の効果は経験者でなければ表現が難しい。私の場合は量を
間違え多量に摂取してしまったので、一瞬目の前が真っ白になり体
が自由をきかず(もちろん勃起もできない)そして激しい頭痛が2日
も続き嘔吐し続け3日目には血も吐き睡眠もとれなかった。私は体質
合わないのかと思い、それ以後覚せい剤をしたことはないが、体質に
合った人のはなしによれば、SEXのとききもちいい、体から電気が
ほとばしる、何でも出来そうなきになる、風邪などふっとぶ、記憶力
がよくなる、など等 体験してみたいような感覚になるそうだ。
私が上野警察署の留置所に入れられていた時のはなしである、留置所
では毎朝「運動の時間」と称して2本だけタバコを吸うことができる、
喫煙所は房の外にあり、被疑者たちは喫煙所に集められ喫煙するのだが
その日に限って私のタバコがなかった。「俺のもよこせよ、このやろう!」
とばかり看守に詰め寄ると「お前は肺病だから禁煙だ」とぬかしやがった
ので、「ふざけんな!ここの生活の楽しみは食事とタバコだけだろ、人の
楽しみを奪いやがって、てめえにそんな権限あんのかよ!!」とばかり
看守の胸ぐらを掴んだ。するとべつの被疑者(刑が確定するまでは被疑者)
が、「騒ぐな、文句があんなら俺が相手だ」と、看守をかばったので私も
こんな事で罪を重くされるのも損だと思い、おとなしく引き下がった。
私に文句を言った被疑者Sに「悪かったね、騒がしくしてよ」と言うと
そいつも割りと良い奴で「いや、こっちこそ余計なことして」などと言い、
「なんで捕まったんだ?」と聞いてきたので「つまんない微罪だよ」と私
が言うと、そいつは「俺、シャブだからきっと実刑だろうな、しばらく
シャバとはお別れだよ」と言っていた、私が「シャブなら俺もやった事あ
るけど体が受け付けなかったからすぐやめたんだ」と言うと「そうなんだ
俺もそうだったらな・・こんなことには・・・」と言い、男は黙っていた。
その男には前歯が一本も無かった、私が「シャブで歯が溶けたのか?」と
聞くと「それもあるけど、喧嘩のほうが多かったかな、俺喧嘩に負けるの
嫌だからさ、それでますますシャブに手を出しちゃってさ」私が「そうなん
だ、シャブやると喧嘩もつよくなるんだ!」  などど、二人がシャブの
話で盛り上がっていると、それを聞いていた看守(喫煙中も3人で見張ってる)
が、「そんな話をするんじゃない、ここを何処だとおもってるんだ!!」
と、私たちに怒鳴るものだから私も言い返してやった。
「おい番犬、お前らの仕事は留置されてる我々被疑者に事故がないよう我々
 のお世話する事だろう、思想言論の制約権限までは、お前たちにはないだ
 ろう、三度のメシとタバコだけ吸えればおとなしくしてやる、今俺たちが
 話していた話はお前らが一生かかっても分からない話なんだよ!」と言って
やった。おかげで私は看守長に意地悪されてしまい、4日間もわたしだけ禁煙
を強制されてしまった、だから私の禁煙最長期間は4日である、
覚せい剤やめますかそれとも人間やめますか」というフレーズがあるが、
必ずしもそれは該当しない事はを私は実体験で知っているが、できる事なら
覚せい剤はしないほうがいい、もし体質に合ってしまえば その者の結末が
悲惨であると分かっているかである。