私の植物友達1


その友人はまだ40代前半の働き盛り、多趣味な彼とは営業先で出会った。
彼は若い頃より起業しており組織の立ち上げ方をよく知っていた、その昔は大きな会社にも勤めていたそうだが、自分の意志で動かせる組織をもちたいと
小さいながらも独立した会社を営んでいた。

小さいといっても100人からなる大所帯である。そこから上がる純利益は月に数百万程度だそうだからお金持ちの類ではないが、ちょっとした実業家として成功している方だろう。
彼の会社には毎日大勢の友人や客で賑わい10脚ある椅子がいつも足りない有り様だ。

彼の性格は何とも掴みがたい。玉虫色と表現したら良いのだろうか?
人当たりは良く第一印象で彼は嫌われることはないだろう。
金払いもよく常にキャッシュ、ここ数年誰にも驕られたことはないという。
彼は人たらしなのである、そう私は思う。
語らせれば多岐にわたり知識が豊富であり、その知識は経験を基にしたものが多く、経験も豊富であると言える。
ただ彼の大きな弱点は機械嫌いなところがあり、パソコンなどは小学生並である。
そこは私も共通するところであり嬉しいのだ。