どーにか

体調が回復してきたようだ。
金曜日に早めに仕事モードを打ち切り、ジグソーパズルに
集中したのがよかったのかもしれない。
週末に実家へ行き、この日曜日に誕生日を迎えた母を祝い、
団欒の中で時を過ごせたのがよかったのかもしれない。

母の祝いには、母が大好きなバラの花束を。
料理は先日の鯛釣り船でのお土産の真鯛と、その前の大漁だ
ったイシモチと、家庭菜園で父と育てた春菊。
「一見、自給自足できそうな食卓」に、両親とも喜んでくれた。

こうした普通の平凡な幸せ、私はこれが好きだ。
実家にいると、もう池袋の事務所には帰りたくないと思ってしまう。
過疎の村でもいいから、暮らしていけさえすればいいから。
と、現実逃避を夢見るのである。

        4月20日

昼前まで寝ていた。
昨日事務所へ帰ってから、明け方ちかくまでジグソーパズルをして
いたので起床も遅かった。
住人の足音も物音もなく、ついでに今日の予定も何もなく、まったく
静かな週始めの朝である。

先週まで、住人の足音問題で病んでいた私である。
いかに自分が神経の細い人間であるかを露呈してしまった。
そして今はケロッとして冷静に自分をみつめている。
これが、自分は病気なのではないか?と思う所以なのだ。

他人からすれば、たかが足音なのだ。
自分が今考えても、たかが足音なのだ。

いつ何時でも、食事をしてようとTVを観ていようと、ボケ〜として
いようと、SEXしていようと、私はいつも何か複数の事を考えて
いる。
それが悪い癖なのかもしれないが、頭の中で妄想するのが癖だ。
その妄想中に、いきなり「ドスッ」という異音で妄想を中断されるの
が嫌なのだ。
良く言えば繊細?なのだろうが、ただ単に神経が細いだけだろう。
これは生まれもったものなので、自分ではどうしようもない。
せめてこの癖が、金になるような癖ならいいのだが、今のところ金に
もなってない。くだないこの日記のような妄想ばかりだ。
もっと男らしい?というか、もっと神経の太い人間になりたい。

「たかが足音」に翻弄されているようでは、話にならない。
そんなのもで病状だの何だのと言っているようでは、嘲笑の的になっ
てもやむおえないのも解っている。
私が日々相手にする女たち・・・
彼女達が身の上に直面している問題の方が、遥かに重大なのだろう。
それに比べれば、私の問題など毛ジラミのフンほどの値もないかもし
れない。
きっとそうなんだろうな〜と、いろいろ頭では想像している。
そして将来の自分の事も・・・だってそうだろ?嫁入り前の女を撮影
してんだぜ、将来誰かの嫁さんになるんだぜ、もしAVに出演してた
ってバレたら何て言うと思う?俺を悪く言うだろうな。
どうなっちまうんかな〜?そう遠くない将来の事だからな〜。
そう考えるとちょっとコヮって感じだよ。
考えすぎかもしれないけど、そういったちょっとした懸念なんかも、
私の神経をすり減らす要因の一つなんだろうな。

私の父や母も、公園や寺院を歩いてると、
「これ何て名前の樹?」とか「これは何て名前の垣根なの?」なんて
質問してくるんだ。
それ以上は聞かないけど、明らかに「園芸のほうはどうなったの?」と、
私の将来を案じてくれているんだよ。
試験を受けた事も落ちたことも言ってないし、どう答えたらいいのだ?
まさか「もう興味ないよ」とも言えないしな〜・・・。

そうそう、花屋で母にプレゼントするバラを買ったとき、
花屋の店主と話が弾んでさ、
「花屋って商売は良いと思います、お客さんからも喜ばれるし
 こちらも喜んで貰える在り難い商売だと思いますし。」
なんて言ってたな。
だからさ、何も資格のある職人じゃなくてもいいかな?
園芸店みたいな仕事でもいいんじゃないかな?って思いつつあるんだ。

移り気な私だから、どーなるか分からないけど、
どーにかなるような気はしてるんだ、
どーにかしないと、いけんし・・・ね。

105582  4月21日  PM1時10分