教育について 3

朝から雨、すっかり平年並みの寒い2月になってしまい外出する気にもな
らない。
ということで、昨日の続きを書くことにした。

断っておくが私の書く日記ともブログとも判らぬモノには趣旨のブレがあ
る。自分と対峙し黙々と綴る日記型、他者への発信を意識したブログ型、
そして毎日の気持ちのズレ、趣旨のブレ、これらは全て読んだ人から評価
を仰ごうとか、プロの物書きになりたいなどという意識を捨てて書いてい
るから生じるのだ。今この場で感じ考えた事を下書きもせずに書いている
からそうなってしまうだけだ。けして読む側を意図的に翻弄しようとして
ないので、その点は寛大な心でお許し頂きたいのです。

私の職業の客観的範疇を法的に書いてみよう。
スカウト(迷惑条例に抵触)から買い取る(人身売買に抵触)そして撮影
(強制わいせつ、強要、暴行、管理売春、労働法に抵触)それを販売(有
害図書、公然わいせつに抵触)。
えっ?ホント?と思うなら法律書の一冊でも暇つぶしに読んでみるといい。
例として「プロダクションなどの面接で度胸試しと称して着衣を脱がせる
行為」は違法となっている。まったく馬鹿げた法律もあるもので相手が訴
えた場合は罪となるのだ、撮影したりそれを営利目的で販売すると当然も
っと罪は重くなるという仕組みだ。
それじゃ風俗、AVは全て違法か?と思うだろう、厳密にはそうなってい
る。芸能事務所だって殆どは無免許営業、厳密には違法。だけど生活に密
着している産業だから、よほどの事がない限り「必要悪」として黙認して
いるだけなのだ。ワルというレッテルを貼り、常に弱い立場に追い込むこ
とで管理しようとしているんだ。私もその中の一部分だという事だね。
実際どうだろう?私のような職業をしている人間を「女を食い物にしてい
る悪い人」という印象があるだろ?そのように教育されてきてだろ?少な
くとも子供の頃はそう思っていなかったかな?でも実際に社会に出て世の
中の実際を知って初めて、ちゃんとしたビジネスだっんだと知っただろ。
そうなんだ、必要悪の枠組みに組み敷かれる必要などなくビジネスである
のだ、教育が、今の法律がそうしているだけなのだ。
その原因は他にもある、映画などで女優がラブシーンで脱げば本格女優と
して賞賛されるだろうが、AVでは脱いだところで当たり前、下劣である
とさえ罵倒されてしまう。
内容にもよるだろうが人が人前で脱ぐという勇気は同じではないのか?
AVだって本当に本人がやりたい内容は少ないのだ、裸で演じているだけ
なのだ。AVの出演者の中には表の人間以上に優れた演技をする者が沢山
いる、それなのに必要悪というレッテルのおかげで世間の評価は罪人扱い
なのだ。今の時代だから私も笑って済ましているが本音は悔しくて仕方が
ない。
好奇な眼で観るのではなく、AV役者たちの演技力をもっと真剣な眼で世
間が評価してくれないかと思っている。それが私のささやかな夢だ。

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