矛盾

通りゃんせ、夕焼け小焼け、赤い靴、かごめかごめ・・横断歩道を渡るとき
のメロディーは何故あのような物悲しいものばかりなのだろう?日本人なら
誰もが知っている童謡や物語、でもその物語の所以を知っている人は少ない
のではないだろうか?大概の物語は過去の悲惨な出来事から作られている。
主に幼い子を突然失った親の悲しみをテーマにしているのだ、だからメロデ
ィーも懐かしさの中にもどことなく悲しさというか警戒心を呼び起こすよう
なものなのだろうか?そう考えれば横断歩道を渡るときの警戒音としては合
点がいくのだが、果たして本当はどうなのだろう?
日本民族は四季のあるおかげで、感性豊かな民族であると言われている。私
もこの時代の日本に生まれてきて本当に良かったと思っている。その感性が
最近の若い子たちも大人も鈍感になっているのでは?と思うのは私だけだろ
うか?確かに急速なPCなどの普及で字も書かなくなったり、辞書を調べる
習慣も少なくなったのは事実だが、あまりに物事の本質を知らないというか
うわべだけを知って知った気になっているというか・・・落胆、驚愕が日常
茶飯事である。「呆れた〜何々」などのニュースも今ではそれを見て楽しむ
風潮まであるのではないだろうか?
身近な例だと、ATMの有料化かな。「自分の金を預け引き出すのに何故金
を払わなくちゃならないんだ?」と、いうご意見があったようだが、それは
ごく当たり前のことではないだろうか?銀行という機関は貸金業であると同
時に両替商でもある、当時から両替を生業にしていた商売だ、つまりATM
を利用することで現金から電子マネー、またその逆でも両替をすることに本
質的には変わらない。つまりあって当たり前という感覚が優先し、先方の良
心が無視されてしまうという出来事が多くなっているように感じられるのだ。
私の商売でも同じだ、脱げば金になるSEXすれば金を貰えて当然だと勘違
いしている女が多いようだが冗談じゃないぜ!こちらは金になるかもしれな
いチャンスを教えてやってるんだ、授業料を貰いたいくらいだ。風俗で遊ん
だってそうだ、こっちが金を貰いたいと思う経験をしたことのある男性諸君
はゴマンといるだろう。私はその本質がある程度は分かるのであまり文句も
言えないが・・・なんか妙な話になってしまったが、今日書きたかったのは
世間の矛盾と感性の薄れにもっと敏感になった方がいいのではないか?とい
う事。

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