青空と欅

青空と欅

雲ひとつなく澄み渡った青空。
冬の凛とした空気には冬姿の欅が似合う。
欅はこの時期、葉を落として眠っているだけだが、人はその姿を「冬を越すためにじっと耐えている」などと称賛の言葉を贈る。 

動かぬことの大事さを、こうして自然は教えてくれる。

冬は2番目に好きな季節、こんな日は釣りにでも行きたい。
そしてあと数ヶ月すれば1番好きな季節春が来る。
今から待ち遠しいが、こうして焦れている時こそがまた良い。
単純だが、人の幸せなんてそんなものなのかもしれない。