かなりの達成感

かなりの達成感

そろそろ目覚めてきたか?
まだ分からないか?

何が成功で何が幸せかも分からないカオスな現代に生まれしまった我々は、幸福が何かさえ探さないとならない状態だね。

簡単故に難しいってやつだね。
もうそこに、今目の前にあるってのに気付けないんだから。

それが何故か分かるかい?
人ってやつは向上心があるからさ、先の幸せを目指して進んでも努力しても、たどり着いた時には振り出しに戻ってるみたいな精神に於いての人生ゲームみたいな事をする生き物だからだよ。
それだからいつまでもどこまで行っても地獄の業火と隣り合わせなのよ。

ちょっと前を振り向いてみな。
明日があるかどうかも分からない時代の方が長かったんだよ。
それに比べたら今は十分幸せじゃないか。
この時代に生きて過ごせたって事だけで極楽浄土じゃないのか?

いつの時代にだって競う事柄があるだろ、そしてどの世界にだってナンバー1がいて羨ましく思われる存在があるわけでしょ。
その争いに参加しろと急き立てられる風潮があるね、その一番になったらそこに幸せがあるからみたいな虚構で。でもそれが実は真っ赤な嘘だからね。

例えば金を稼げという争いがあるとしよう。
殆どのみなは盲目的に参加してないかい?
でも、そんなものゴールもなければ仮にゴールがあってもそこに幸せなんてないぞ。
だって、全ては運だから。
大富豪の家に生まれたら生まれながらに勝者だろ。ではその勝者は必ずしも幸せなの?って話よ。

美を争う世界があったとしよう。
美しくなりたくて、モテたくて、あらゆる努力をするかもしれない。
でもどうなの?
生まれつきキレイな人はキレイでしょ、それって運でしょ。
ではその人って必ずしも幸せなの?
その幸せが永遠なわけ?そんなにしてまで手に入れたいものだったわけ?

いいか、競うという事に盲目的に参加されられている自分に気付けよ。
それが理解できればもう少しだよ。
自分の価値観を見いだせるかもよ。
自分の生きている意味とか、今の自分の幸せってやつを少しは感じられるようになるぜ。

どうだい?
まだまだ不満もあるだろうが、かなりの達成感もあるだろ。

それが人の性だから仕方ない、向上心がある生き物に生まれてきたんだから仕方ないね(笑)

これからも競おうぜ!
でもたまに満足も忘れるなよ!