私の治療法

3時40分
また今日も寝付かれない
今日は母の誕生日だから、どんな色の薔薇にしようか考えていたら
寝れなくなってしまった。
最近は睡眠剤が欠かせない、ロヒプノールという薬の2mgを半分に
割って飲んでいるが効かなくなっている。
今日は薬について書いてみよう。
二年前まで処方され服用して薬は ピーゼットシー4mg
                レキソタン5mg
           睡眠用に レボトミン5mg×3錠
                ロヒプノール2mg  である。
これらの薬剤は抗鬱と睡眠導入剤であり、健康な常人が服用すれば
翌日は足腰が立たないくらいの劇薬でもある。
ピーゼットシー(Y−PZ4)は、やる気を出す薬としてバランスの上
で処方されていたが、躁の状態が起こりやすく私には(狂気薬)。
レキソタンは強力抗鬱剤だそうで、常人にはこの薬だけでも睡眠剤
しての効果がある、精神を安定させるとされているが、この薬を常用
すると、この薬のきれた時の精神状態は 言い知れぬ不安感や深海に
潜ったような息苦しさを覚え、顔も引きつるほど辛くこの薬を断ち切
る事が一番困難と思われる。
レボトミンは睡眠剤の効果を高める働きがあり、深い眠りが保証され
るが、これを服用しないと睡眠剤を飲んでも眠れなくなる。
ロヒプノールは日本で処方が許可されている最強の睡眠剤サイレース
と同じ成分で、銘柄が違うだけ。ハルシオンとは比べ物にならい。
つまり、私は精神病院で処方されるマックスの量を服用していた。
これらの薬を1年かけて自分で薬の量を減らしていった、それという
のも医者に「いつまで飲めば治るんですか?」と問うても「焦らず
治療を続けなさい」と言われ、上記の量の薬を処方され続けた。
私は1年間正直に服用し続けたが、一向に量が減らないので、「まだ
良くならないのですか?」と一年後に医者に尋ねると、医者は平然と
「あなたは入院した方がいいですね」と言うのだ。
つまり完治させる為の処方ではなくて、私を薬漬けにするための処方
だったのだ。 これらの薬は常習性があり覚せい剤と同じようなもの
である。いきなり薬を絶つと、とんでもない副作用で通常の生活は不
可能となる、そこで一年間医者に内緒で量を減らして服用してきたの
だ。今飲んでいる睡眠剤は、その一年間にストックしていた分をどう
しても眠れない時だけ睡眠剤ロヒプノールを半分に割って飲んでいる
のだが、今日の様に眠れない日も多々ある。薬が効かなくなってきて
いるのだろう、そこで私も釣りに出かけて体を疲れさせてみたり、無
理にオナニーを一日3回などして疲れる努力はするのだが体重とやる
気は失せる一方だが、疲れすぎると逆に寝れなくなってしまう。
釣りは、ウキの一点に集中するから鬱病には効果的と聞いている、ま
たSEXも鬱病に効果があると言われているのでオナニーに励むのだ。
オナニーに関しては別の意味もある、職業柄SEXが仕事なので射精を
しないと精力が減退するという事実があるからだ。仕事で役にたたな
くなっては困るから、その為にしているのだ。仕事で射精すればいい
じゃないかと思われるかもしれないが、私は撮影で射精した事は一度
もない、いつもフリなのだ、これは私のポリシーであってヤリたいだ
けの、そこらへんの男優ではない。仕事は仕事であって快楽を求めよ
うとは思わない、いかに本物っぽく演出する事だけを考えているから
射精など、どうでもいい事なのだ。撮影が終わり皆が帰った後に撮影
したテープをチェックしながらオナニーをするのが私の習慣である。
オナニーをして、イケるものは作品の候補とし、イケないものはボツ
として選別しているのだ。
不思議なことに泊まりに来た子と寝る時は、何もしなくても薬なしで
も眠れる。これはどういう事なのだろう? 推測にすぎないが、たぶ
ん安心するからなのかもしれない、そうであれば私の不眠の原因はス
トレスからくるもので、鬱病ではないのかもしれない。
心の安らげる私の性癖を受け入れてくれるような彼女でもできれば、
きっと私の病も完治するだろうと思っているのだが。

48775(50)           AM5時20分