運をつかめ

曇りで少し雨が降った、気温は寒く今日から暖房を入れる。
目覚めたのがPM2時、今日も一日があっという間に終わりそうだ。
昨日寝付かれそうになかったので生活リズムを平常に戻そうと、睡眠薬
を飲んだのが失敗だった。
2時に来客があるというのに、寝起きの私は頭がボーとしてる まずい
まずいと思っているうちにピンポーンと来客。
来客は次回作での打ち合わせに訪れたT氏、出演者に不具合が生じ企画
が振り出しに戻ってしまった事での打ち合わせであった。
企画が暗礁に乗り上げてしまっては全てうまくいかなくなるものだ、私
は出演できるモデルを前提に作品の構成を考える即興タイプだから、モ
デルより企画を先行すると実際には無理な設定が多くなり不自然な作品
になってしまう恐れがあるのだ。面白くない作品の多くはこのパターン
で失敗している、企画自体は面白くてもメインになるモデルが無能者
であればヤラセ色の強い駄作となるのは明白なのだ。今回のポイントは
作品に相応しいモデルをキャスティングする事にある、この仕事で最も
重要なのがキャスティングであり、企画などは進行上の補助的なものな
のだ、だからこそ台本に無いハプニングは面白いものなのだ。仕組まれ
たハプニングを企画してもいいが、それこそ有能な出演者がいてはじめ
可能な芸当なのである。
昨日までいい偶然が重なっていた私であるが、一夜明けて運勢が低下し
ている、撮影日も延期しそうだし仕事そのものがポシャる可能性もある。
やむおえず、最後の切り札に連絡してみたが彼女とはギャラが折り合わ
ない、悪い偶然が重なる時はこんなものだ。
こんな時は絶対に無理をしてはいけない、必ず悪い結果が待っている。
出来る範囲で力を出せば思わぬ幸運が舞い込んでくるものだ。悩んでい
ても仕方ないから 潔く今日を捨てて明日からに賭けよう。
「早起きは三文の徳」というから 明日は早起きしてみよう。焦り平凡
な作品を作るよりか、多少知恵を絞った方が いい作品が作れるものだ。