AM 1:00

梅雨明け宣言がだされ暑い三連休も終わろうとしていた昨夜
正確には今日のAM1時ごろ、スカウトマンから連絡があった。
(以下スカウトマンをスと略称)

ス お休みのところを夜分申し訳ありません
私 どうしたんです?こんな時間に
ス 明日の朝は早いですか?
私 特に予定はないけど約束の女でもいるの?
ス 取引先の社長と喧嘩しちゃって
私 ?・・それが何か関係あるわけ?
ス ちょうど自分、池袋にいるんで

このように要点の掴めない会話をするのが、このスカウトマ
ンの特徴である。
解説すると、このスカウトマンは女を売ろうと取引先を訪ね
たがそこの社長と口論となり商売が成立しなかった、そこで
池袋にいる私に買取をお願いして、こんな時間なので撮影も
兼ねて、女を泊めてやって欲しい そこで明日の朝の予定は
どうでしょうか?という意味なのだ。
たぶんスカウトマンはその女を一日中連れ回したのだろうが
どこも買わず困ってしまい結局帰り道(スカウトマンの自宅
も池袋)に私の事務所に頼み込んできたのだろう、つまり
売れ残りの女ということで、どんな女か想像がついた よほ
ど断ろうかと思ったが休日の夜中に電話してきたスカウトマ
ンの熱意をくんで「破格の値段」という条件で今回は付き合
うことにした。
待つこと15分、連れられて来た女は想像してたほどではな
く見ようによっては色っぽかったので私は内心お買い得だった
と思った、ところがスカウトマンが帰った後、女は意外な質問
をしてきたのだ。
「ここは何をするところなんですか?援交ですか?」
なんと女は自分が何でスカウトされたかも、今から何をする
かも知らなかった。
あのスカウトマンはこのような事が日常茶飯事である、私は
慣れているので、またか と思いつつも女を口説きに入った。