制作

AVの制作をして早2年になる
クライアントの要望に沿って作られるが、そのクライアントがどこの
団体に属しているかによって、作品の仕上がりが変わってくる。
審査団体は ビデ倫メディ倫ソフ倫 と様々でありそれぞれの良さ
がある。
私の作風は一般的にセルビデオ向けがいいのではないかとよく言われる。
理由としては、画質が暗い 規制される言葉が多い リリース時期の相違
等が主だ。
初期の作品はストーリーのあるものだったが、ここ一年程はドキュメント
の撮影を作品にしている、おなじみの面接ものだ。
賛否両論あるが 私はホンモノを撮っていきたい ホンモノにはホンモノ
しか出せない味があり、それがいいと評価されれば私を真似たニセモノも
でるだろう、価値のある物は昔からそうであるようにニセモノがでる。
言うなれば人に真似をされて初めて評価されるのではないかと私は思う。
かく言う私自身、AVを撮るという事事態が 先人の真似だからだ。

同じ真似事であっても そこにオリジナリーがあれば 一つの分野の開拓
といえる 私は開拓者でありたいし 人ができそうにないものに魅力を
感じる、そういったものを作品にしていけばいいのではなかろうか。
AVなんてものは消耗品であり、いずれは忘れ去られるものであるが、いい
作品はどんな映画の名作よりも記憶に残るものだ。
私はそれを目標にしている。
日々、募集やインターネット、スカウトマンが、新しい女をつれてくる。
その女はどんなストーリーを持った女なのか百人百様であるが 下手な小説
よりも刺激的でおもしろい。 
その全てを作品にできないのが残念なところだ。