キスゲの咲く頃
雨上がりの小道。
この辺に咲くのはムサシノキスゲ、尾瀬で名高い日光キスゲと比べるとちょっと色合いが濃い。
よく見ると色の薄いのや濃いものがある。
どの花も今を盛りと競っている。
何を競っているか?
それは自分の種を後世に繋ぐことだよね。
こんな花たちにだって出来ることを私には出来なかった。
命の営みについて考えると自分の運命に残酷さを感じる。
まだチャンスはあるさという楽観論よりは、種を残せないのは自然界のバランスでは普通にある事で、私はそっちの側だっただけ、故にこちら側の役割として今後を生きていくんだと自覚しなくちゃという気持ちの方が強い。
シャーリーンの「愛はかげろうのように」
この歌の歌詞は胸に刺さるよ。