実習終了

今日が実習生として最後の一日だった、あとは免許を授与される
終業日を来月に一日残すだけとなった。
思い返せば暑い夏だった、熱い夏でもあった。

関係者の方々には本当に感謝している。
この感謝の気持ちをどう表現していいか、どう恩返ししたらいいか、
「立派な介護職となります」ぐらいしか今は思いつかない。

あと数日もすればその日はやって来るわけで、そうするとヘルパー
スクールの生徒という枠も取り外され、学生気分というやつも一気
に吹き飛び、それらは現実の渦の中へ収束され熱を覚ましてゆく。
そう、急激に気温が下がったこの狂ったような夏のように。

現実の職場となれば無礼は即打ち首だ。
ここからは知恵を使っていかねばならない、社会人としての常識とい
う顔と、静かな熱意ある介護職という顔だ。
間違っても生徒だった時の様な発言や態度はしてはならない。
当たり前である、そういった発言は与えられたチャンス、或いは立場
にあって正当であり、それもカンファレスといった場において、しか
も遠慮しながら少しずつやるのが常道というものだ。悲しいかなそれ
が今日の社会人としては当たり前だからである。
特に介護業界は、そういった人々の集団でもあるからだ。
私はその一枚めくったその下に、熱い熱い心や疑問は隠しておけばいい。
語りつくせぬ、書ききれない多くの思いは、ここに封印しておけばいい。
その時が来るまで、じっと弓を引き絞り狙っていればいい。

さてその決意も何時までか?
自信は全くない。
それも運次第、運よく職場に恵まれて、運よく良い上司に恵まれれば、
私はきっと最高の部下となり飛躍的に業績を伸ばすだろう。
それは今までもやってきた事であり、「いい人が来てくれた」と言われる。

問題はその逆のパターンの時だよな・・・・
どこまで皆さんと同化できるかって事だよな。
今までやってきたベースがちょっと違うから、きっとペースもちょっと
どころじゃなく違う筈なんだよな・・・たぶんだけど。
だから良くも悪くも目立ってしまうのでは?と、心配してるんだ。
謙虚過ぎてもいけないし、傲慢であっても尚悪い。
こっちはごく自然にしているつもりでも、気付かれているんだな・・・
例えばさ、素直に従って行動して喋っていてもそれだけで、
「丁寧過ぎて怪しい」なんて風に言われるんだぜ!
だから、きっとそれは「染み付いた匂い」ってやつなんだろうな。
初っ端の初日にクラスメイトに言われちまったんだから本当なんだろう。
「目と喋り方」だそうだけど、そんな事言われたって知るかよ!
そんなら私は、ことごとく面接に落ちるって事か?ガ〜ンだよな。

「コワい」なんてよく言われるが、それは「嫌い」の同義語だ。
全く!・・・勘違いも甚だしいってもんだよね!
私の「コワい」を、極道とかそのへんの凶悪犯と間違えてねぇか?
そこじゃないんだ!
別の「コワい」を感じ取って本能的に怯えてるのさ。
感性の違い、経験値の違い、生まれ持った星の違い。
なんかこう書くと、まるで私が大物であたかも傲慢のようだけど、
私は成功者でもなければ大金持ちでもない天才でも。
ただのオッサンだ、だけどただのオッサンではないかもしれない。
視線は経営者なんだよ、経営者のギラギラした眼の怖さと似てるんだよ。
それは捨てようってったって無理なんだよ、くすぶってるだけだ。
だから「コワい」じゃない、「輝いてる」と感じて欲しい。

例えば、立派な介護職になるって何だ?
どっかの施設に就職するために、その末端になるためにいい条件の
求人情報を必死で探して動いてないか?
そこがもう違うんだよ。
月に数万円の違いがあっても所詮はその程度だろ?
私は自分の通帳に数億の数字だって、現金だって最高2億分の重さは
体感した事がある。(今はただの貧乏人です)
だから数万の違いに興味などない。(そりゃ欲しいけど本当は笑い!)
金を稼ぎに来たんじゃないんだよ、この業界には。(うん、そうだ)
自分を変えに来ているんだよ、悩みやっと巡り合えたのがここなんだ。
私が入社して腕を振るえば確実に業績は上がる。(これもたぶんね)
「このまま純粋な気持ちのままで」が、条件だけどね。
くだらん事でクサされるような事もなく、軌道に乗せてくれればな。
つまり、
何ていうか、
金を追って人を陥れるような競争はもうしたくないわけで、
ところがそうも言ってられないわけで、
本当の真心の報酬として結果的に儲かればいいわけで、
その方法も、新しいアイデアもどんどん沸いてくるわけで、
つまり、つまり、つまり・・・・
そういった私のような人間を雇い入れてくれるような体質の会社、
それを経営する人物に巡り合い、そこで私を値踏みして欲しいのだ。
それをどうやって探したらいいのか分からなくて困ってるんだよ。
それを求人誌で探そうってのは至難の業だろ?
今時点で成功している大手を片っ端から面接いけばいいんだろうがね。

やっぱそれって面倒くさいよ、
全てを捨てて一から自分でやってみたかったが、考えてみれば無駄な
労力ではないか?
人脈ぐらいは使っちゃおうかなって思ったりしてる。

これは逃げ?なのかな?
それもよく分からんで混乱しそうになる。
元々はヘルパースクールへ行ったのも会長に相談したからだから。
会長の知り合いに紹介してもらうのが一番自然な流れだろうが、
そこは全国に施設が点在してるから、何年毎に転勤がある。
それが嫌なんだ、実言うと。
他にも理由はあるけど、一番大きな理由はそれ。

そんな理由か?!って怒られそうだけど、
メイのこと忘れてないか?
猫の習性を考えると転勤イコール引越しなんて出来ないよ。
だからできるなら川口周辺で探したいんだよな〜。
可愛いもんだぜ、今も私の傍で丸くなって寝てる。
この安心しきった顔を見ると、引越しなんかできないぞ。
でもな〜、猫は長生きして15年だしな〜、考えちゃうよ。
父親が言っていた「そんな苦労を背負い込むな」って言葉が・・・・
弟も言っていた
「オヤジの小言と冷酒は、あとからジワジワ効いてくる」って。

どうやら鈍感な私にも、ボディーブローが効きはじめているのが分かる。

長文になってしまったが、いつもいつもこんな事を考えてる。
当然書いてない事柄のほうがずっと多いってこと。
もう今日はこの辺でやめよう、ヤフー麻雀ができなくなってしまう。
今日のところはお世話になったスクールの方々に「感謝」です。
どんな形であれ「立派な介護職になります」

173240 H22 9月25日 PM11時55分