憧れにて候

12日の金曜日、久々にカメラを廻しながら射精をした。
相手はリコちゃんだった、私の役どころは単なるフェラされる人。
特にセリフもなく私は顔も映らず、リコりゃんがフェラをしている場面
をひたすら撮影するというものだった。

「勃動力」という精力剤を2錠服用し射精に備え撮影した。
射精能力が普通の人より著しく劣る私は、射精をするという行為が大の苦手。
撮影で時間内に思うように射精できないのは男優にとって致命的なハンデで
ある、私もそのプレッシャーで勃起することすらできず不能となった現場が
何回かあった。
そのうち仕事上での射精という行為そのものがトラウマとなってしまっていた。
そうなると「苦手なもの」は「嫌なもの」へなってしまい、自分の作中にもそ
れが色濃く影響が出ている。
現在でもその後遺症は残っており性生活に問題を抱えている。

早漏を恥ずかしいとか、カッコ悪い、と考えている男性は多いと思う。だがそ
の考えは大きな間違いです。
大好きな人や行為で相手が「イク」、これを女性は嬉しく思うものです。
風俗で遊んだ事のある人なら経験しているかもしれませんが、早漏の男性に対し
女性は優しくまた寛容でもあります。
理由としては、相手が早漏だと仕事が楽というスレた理由も考えられますが、
大前提として相手に満足を与えることが出来た自己満足感や達成感があるという
事です、恋人同士なら尚更です。
逆の立場で考えても同じ意見になると思います、何をやっても感じない女よりも
何度でもイキまくる女の方が可愛いものです。
それに早漏防止の策も多々あります、努力次第では早漏であることを隠す手段も
あるのです。

対し、遅漏はどうでしょう?
遊ぶ相手には嫌われますし、風俗では「入店お断り」という憂き目に遭うことも。
人間満足を得られない欲求のはけ口は、必ずと言っていいほど悪い妄想や行動を
してしまい結果的に悲運を招きます。
さもなければオナニストとしての道を歩むしかないのです。

仮に男がいつまでもイカないでも好くて、自分だけが快感を得続けたいという相手
に巡り合ったとしましょう、でもそれは本領を発揮できたと喜んでいるのではなく、
奴隷のように重労働をしている哀れな側だと気付くべきでしょう。
防止方法に至っては皆無に等しいものです。
何が出来ますか?
そのような薬や道具など見た事も聞いた事もありません、どなたかご存知でしたら
教えて下さい。
遅漏ができる努力があるとすれば、性欲に耐えながら期間を空けるしかないのです。

私の場合、その期間が1週間から10日前後です。その間オナニーをしなければ
10分前後で射精する事が可能です。
私のようなオナニストにとって、その日数は苦行のようなものです。
現在でこそ性欲が薄れてきましたが、若い頃は大変でした。

その昔、包茎手術をしたことがあります。医者に一週間は性行動を慎むように言われ
ましたが我慢できずに抜糸前にオナニーをしてしまいました。
座った姿勢でオナニーしましたが、精子が勢いよく「バシャッ!!」という感じで大量
に顔面に直撃しました。図らずも自己顔射してしまった若かりし頃を思いだして笑って
しまいます。

と言うわけで、話は長くなりましたが他人の作品で射精したのは今回が2回目です。
リコちゃんには感謝申し上げます。
ちなみに10分のところを1時間も手間取ってしまい、リコちゃんからは
「沖本さんの射精はNG」と言われました。

13日の土曜日
ラフな格好で赤羽駅構内を歩いていました。土曜日だったせいか、いつもより多くの人
がいたと思います。
私はスニーカーにジーンズ(ユニクロ)、上着はダウンのジャケット(ユニクロです)、
頭髪は洗いざらしのまま乾燥させて自然でした。
500円で買ったズダ袋をリュックのように背にしてました。
手をポケットに入れることもなく、その時は乗り換えの電車のホームへ急いでいました。

その時でした。
「ちょっとスイマセン!」と、見知らぬ人に声を掛けられたのです。
私は普通に振り向きました。
私はよく年寄りや子供に道を聞かれます、店で商品を眺めていると店員と間違われる事も
時々あります。
池袋に住んでいた頃は口髭を生やし帽子も被っていたので、よく職務質問をされました。
でも川口に移り住んで以来はそんな事もなく、声を掛けてくるのはキャバクラのお兄さん
ぐらいのものです。

誰か知らないけど道を訊ねるか?物売りか宗教の勧誘か?

そう思って振り向いたのです。
ところが相手は無言で警察手帳をそっと見せました。
私は正直ショックでした、以前なら仕方ないと自分を納得させる理由もありましたが今回は
違います。最近まで土方のような早朝の仕事もしてましたし、好きな子(夏)にも正しい
生き方を教えたし、それにリコちゃんの現場では射精もしてます(笑)。
生きるために努力をしようとしている普通のオジサンなのです。
そんな私が職務質問などされていいのでしょうか?

その私服刑事は言いました。
「聞いてみなきゃわからないから、違ったら悪いけど何か危ない物持ってない?」
「そのリュックには何が入ってますか?」と。
私はリュックをひっくり返してでも見せてやりたかった、リュックの中には手袋と数点の書類
しかなかったから。
「そんなに私の人相が悪いのですか?」
そう私が訊ねても、
「聞いてみなきゃわからないから、抜き打ちなんで」
みたいな勝手な理由。

その後、その二人の刑事が私に散々愛想を使って退散したことは、私がこうして自由にブログ
を書いているという事でお分かりになっていただきたい。
私は今でも不快だが考えている。
あの時間帯、不特定多数の多くの人間が駅構内にいた。私もその中の一人だが、ただ単に歩い
ていただけ、何一つ特殊な目立つ行為などしていない。それなのに何故?私が職務質問をされ
なければならなかったのか?
そんなオーラが私にあるのか?あるとすればそれは何だ?やはり人相か?
実際に最近の私は誰にでも「怖い感じがする」と言われる。
でも、私はむしろ「人よりも優しい人間である」と思っている。
では何故そう思われる?

怖いと思われるのは人相だろう、そう感じるのは本能だから仕方ない。私はきっと怖い雰囲気
を持った男に見えるのだろう。
定職もなくフラフラとしている44のオヤジ、そんなオヤジが人生に葛藤し全てを捨ててやり直
そうとした、だがすぐ挫折した、じゃあどうやってこれから生きるか?
それをいつも考えている、常に考えている。
その苦悩が人相として怖く感じるのか?必死に生きようとしている様が顔に出ていると言うのか?

私からすれば「沖本流にもがいてる」「輝いている」と言ってもらいたいもんだ!
弱い生き物が強い生き物に擬態するなんて事は自然界では当たり前じゃないか?

本当に怖い奴ってのはね、優しそうに見える奴なんだよ。私の経験上それは間違いないね、最後の
最後に爪を出す奴ね、それまでは仏さんのように優しい顔をもっている奴さ。
よ〜〜っく覚えておきやがれ!!!!!

その点、私は正直者だってことだろう?
明日(15日)になれば、30前後のちょっといかれた女が来る予定になっている。
その女をどう料理しようか思案している。
そんな事だって正直にブログに書いている程、私は正直者だ。

159475 H22 3月14日  PM11時55分