良い休日

実家で当選した家庭菜園を耕してきた。
高齢者が多いので、2坪ほどの菜園でも
私は重宝な労働力
周りの者は皆、私が手伝う父を羨ましく話している。

1時間ばかり鍬を振るうと汗がにじんだ
軍手をとると、手にマメができていた
それでも心地よい疲れ
体を動かす事は気持ちがいい

途中スカウトマンから連絡あり
「今年の春に大学に入る子、上京してきたばかり
 顔はかわいい(深キョン似)、胸もある
 日曜だからお買い得にしときますよ」と。

そんなもの、畑に比べりゃ屁でもない
「ちょっと手が放せない用事してるんで」と、断る。

持ち場の区画はすぐに耕し終わってしまった
隣の腰の曲がったバアサンの分も手伝ってやりたかった。
こんな感じの仕事が
それで喰っていければいいのにな〜と思う。


母の検査結果が出た
父の検査結果も出た
二人とも良好、まったく異常はなかったそうだ。
良かった。
実家には年齢相当を測る体重計みたいなモノがある。
両親とも実年より10歳くらい若い
私は実年より5歳ほど年上に表示される。

私はこの表示を、けして嫌とは思っていない
実は少し嬉しいくらい
何故か?
それは私の残りの寿命を両親に差し上げたから
心の中で差し上げたつもりのが
数字になって表示されているのを見ると
なんか嬉しいんだ。

97121(255)  3月2日 PM10時15分