セボリジア

26日に変な夢をみたので書いておこう。

近くに大きな川のあるゴミゴミとした田舎町を私は歩いている。
町の様子は日本の大正か昭和初期といった感じ、家は木造だが何故か私は結
婚しており女房らしい女と同居している。
女房の嫁入り道具は古びた色のハゲたピアノが一台だけ、そして女房は妙な
感性があり、色々な石を所持しており石についての説明をしている。
説明の内容は忘れてしまったが、太いすりこぎぐらいもある棒状の水晶につ
いて何か言っていた。
住んでいる家の中には、風が凄まじい勢いで吹き込みカーテンがめくれ上が
っていた。
その家の裏手には海のような大きな川があった。色は濁っていて多数の鯉が
泳いでいたので川であると思った。
川には多数の釣り船や釣り人もいて、皆真剣に鯉を釣り上げようとしている。
鯉は錦鯉で、一匹釣り上げれば大金が得られるそうだ。私も船に乗っていた
が釣竿を持っておらず、私も釣りたいと思った。
よく船内を見渡すと、釣りをしている人たちは全員障害のある人だった。
全員足だけが成長しない病気なのか、足だけが赤ちゃんのような足で、それ
がひどく不気味に思えた。

地下下水道のような狭い場所を歩いている。
周りには一面糞尿があり、私はそこを這って歩かなければならなかった。
カビの生えたような腐ったクソや、乾燥して古そうなクソ。
手に付いてしまうのが嫌だったので、肘とひざ小僧で這って歩いていた。
肘にはクソが付いてしまい「ウエ〜」て感じだった。
誰かが「右を歩かせてやれよ」と、言う声が聞こえ、右の方を見ると普通の
道があり、ようやく開放された気分になった。
広い道にでると大型トラックの排気ガスの臭いがした。

そこは何故か居酒屋のような場所だった。
酒を呑めない私が何故か酒豪だった、日本酒が好きで一升瓶をラッパ飲みし
ていた。大勢の仲間と飲んでいたが、その仲間は学生時代の仲間だったと思
った。顔が老けて別人なのだが、どこかで合ったことのある奴等、だからた
ぶん学生時代の同級生だろうと、そう夢の中で思っていた。
その居酒屋は、実は大きなクルーザーの一室で、私は海外旅行をしている最
中だったのに気付く。
でも行き先は分からなかった。
誰かが「セボリジア?へ行くんだ」と、言ったような気がするが、セボリジ
アだったのか明確には思い出せない。西洋風の外人の牧師がでてきて、皆に
一枚ずつ紙を配っていた。賛美歌みたいな文字が書かれていたが、私は読め
ないのでクルーザーの一番後ろで風を浴びながらタバコを吸っていた。
クルーザーは見知らぬ港に到着した、時刻は深夜だったと思う。
港しかない真っ暗な場所だった。
そして場面が居酒屋に戻った。
やけに親しくなった同級生の一人と会話をしていた、でもそいつが誰だった
のか思い出せない。
そいつの持っていた箸の先端が、何かの拍子に私の歯茎に刺さった。夢なの
に痛かった。血が出てるかもしれないと思い洗面所へ行って鏡を見た。
箸の刺さったあたりを、上唇をめくって見てみると血は出てなかったが、そ
の部分だけ白っぽくなっていた。
膿んでいるのだと思い、膿を搾り出そうと指で押したら、歯茎に簡単に指が
ズボッと入りビックリした。そして白っぽく見えたものは膿ではなくウジ虫
だった。
小さな無数のウジ虫が歯茎に涌いている、気持ち悪かった。
きっと寝ている時に口を開けて寝てたので、ハエがたかったんだと思った。
必死でうがいをして、口をすすごうとした。ブクブクペッ!とやる度に、大
きなウジ虫がボロボロ出てきた。
もう一度鏡を見たら、口内全体にウジ虫がたかっており、これはどうしたら
いいんだ?!と、困った場面で目が覚めた。

いやいや随分鮮明で、気色の悪い長い夢だった。
何を暗示しているのかさっぱり分からないけど、悪い夢はいい現実の前触れ
と聞いたことがある。
何かいいことがあればいいな。

91734(255) 26日記 27日  PM9時45分