姫始め
1月2日〜4日まで山梨の石和温泉と諏訪大社へ初詣。
恒例となっている両親からの招待旅行である、両親とシンガポール
から帰国した弟、仕切り屋の妹、私の5人いつものメンバー。
私の実家は幸運な事に、家族全員が健康で仲が良い。旅行好きな
両親とはいえ、このようなご時勢に家族揃って旅行に行けるなんて
幸せだ。
そんな父親が、旅行の最終日に一言。
「もう何年も体が動けるわけでもないし、動けるうちにな・・・」
確実にその日は来るのだろうが、今はそんな言葉聞きたくもない。
うちの家系は80歳前後、それを考えれば73歳の父と70歳の母
は、あと10年前後で一生を終える可能性は高い、その数年前から
老衰などで旅行など出来ない体になるのだろう。ましてやあれだけ
仲の良い両親であるなら、どちらかが不具合を生じれば旅行などしな
くなる筈だ。
「あと2、30年は旅行したいねぇ 日本は長寿国なんだしさ!」
本当はそれ以上、永遠にそうあって欲しいと願うところだが、それで
も加減しながらそう答えて笑い飛ばす私だが・・・。
実際には、あと数年しかチャンスはないのかもしれない。それまでに
私が招待する側になれるのだろうか?そうしたい、せねばならない。
そう考えれば、私にももうそんなに時間は残されてないのである。
・・・・「いつまでも今の仕事をしてはいられない」・・・
そう思わせられる瞬間は、この近年頻繁である。
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今年年賀状を頂いた方の中に
「自分の道は自分で造るものですが、人の通らない道は無理して
造ることはないものと思われます」と、あった。
この人の言葉も私の心に深く突き刺さっている。
真剣に本当に真剣に、今後の事を考えるべきかもしれない。
去年までは、月に3日だけ仕事をすれば生きていけた。その大口の仕事
が去年の暮れに終わってしまい困った。少し営業をしたところ条件はあ
まり良好ではないが、それに代わる取引先が2社現れた。今月も営業を
すればきっと去年以上の取引先が見つかるだろう。細かい仕事も営業さ
えすれば得られるだろう、今年も何とか生活したり、釣りに行ったり、
女性とイチャついてみたり人並みの暮らしは充分できるだろう。
だがダメなのだ、それがダメなのである。新しい仕事を求めるのはいいが
いづれは立ち枯れると分かりきっている仕事を求めていてはダメなのだ。
かと言って、仕事を云々言ってるのは贅沢ではないか?
仕事があるだけマシじゃないか?
売れない三文監督だっていいじゃないか?
シルバー産業や、園芸の仕事も、一から始めりゃワーキングプアの仲間
入りって事にならないか?
それなら今のままで静観するのもアリじゃないか?
いやいや、そう思っているから、何年経っても両親からの招待旅行を受
ける側なんじゃないのか?
制限時間が迫りつつあるのを、ヒシヒシと感じつつも答えを出せない。
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近隣の国でも就職問題は深刻。
一昨日だったか?TVで中国の子供たちの教育問題をとりあげた放送を
観ていて思った。
あの経済成長率の著しい中国でさえも、就職難は問題だそうだ。
子供達は学歴のみに、その幼い時間を追われているらしい。
高学歴であれば安定した生活を将来保障されることになる。それはどの
国でも同じ事であり、学歴にて人物を査定する手法はある程度以上の
文明、文化をもったならば、どの時代的にも共通するものだ。
だが子供たちは、世の中というものをあまり知らない。
大人たちの経験を頭ごなしに注文されるだけなのだ。
子供たちは、「ただ成績が良くなれば」将来もよくなると教えられる。
色々な例を挙げられて、「成績が良くなれば」と、だけを念入りに説明
させられるのだ。
きっとどの国でも、どの時代でも、そう教えてきたのだろう。
その査定方法は、ただ単に社会に於ける「個の組織への組み入れやすさ」
その度合いを示すものに過ぎないという事実は教えずに。
生まれつき勉強の好きなタイプや、知能指数が高いタイプや、奇抜な
発想や、特技の持ち主、それらのタイプも十羽一からげに。
近年そういったタイプの区別も必要と、やっとそのような「ゆとり」と
称した教育も日本では試みているようだが、失敗は目に見えている。
何故なら、それを見抜ける指導者がどれほど存在するというのだ?
指導者の説明が下手であるから、学歴競争に疑問を持ち反発する者も現れ、
尾崎豊ような歌が、多くの若者の心を打つのだ。
今時、金八や反町みたいな奴はいないから、指導者は説明できない、結局
は試験での選別が手間が省けるとなるだろう。
それならば、学歴に優秀である者の有利性をもっと具現的に、TVでや
っていた中国のような方針の方が分かり易いというものだ。
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私が指導する立場ならこう言って子供たちに説明しよう。
「人にものを頼んだ場合、その人がいかに自分の思ったようにやってくれ
るかで、その人の人間性や評価をするでしょ。
頼まれた事を、しっかりとやってくれる人が仕事の出来る人ですね。
仕事の良く出来る人は、お金も沢山もらえますよね。
いま君達は、「勉強をしなさい」という仕事を言い付かってます。
だから君たちは勉強をして、いい成績を残せばいいのです。」
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こういった、当たり前で簡単な説明を生徒に言える教師は何人いるのか?
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ついつい小難しい日記を書いてしまった、日記の題名とはかけ離れた内容
になってしまった。
まぁ、人生とは回り道もあるという事で、今日はその一例。
実は昨日から夏美が泊まりに来ていた、ア○ではなく夏美。
人間願っていれば、叶う願いも長い人生の中で幾つかはあるという事。
「こんな関係になったからって、彼女になったんじゃないからね」
なんて、可愛いというか相変わらずキツイ一言を言われたが、何年かぶり
のプライベートSEXには満足している私である(笑)。
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88688 1月8日 PM10時55分