精神注入鉄拳

久々に来た!昨日きた子は32歳の極道まみれの過去を持つ女、ミツ。
ロータス」、「バンビ」といった売れ筋のモデルを所属させる大手プロダク
ションにも所属していたと言うから、まあ悪くは無いタマだった。
「ミツ」という古風な名前だが、やってる事はなかなか派手な子だった。
私は撮影当日まで、何を撮るかなんて考えずにいる。昨日だって、先ずは彼
女の人となりを知りたく、彼女が「飲みたい」と言ったワインを飲みながら
の面接撮影だった。私としては、飲みながらの撮影だから、そのうち酔いが
回ってHな女になってくれれば、いい画も撮れるだろうぐらいに考えていた。
私も前回まで優しいバージョンで気をよくしていたので、この子もその流れ
で無難に撮れればという目算だったのだ。
ところがミツの口から出た彼女の過去は・・・・それは優しいバージョンに
は相応しくない凄惨なものだった。
「15のときに実の父親にレイプされ、母親はそれを見ていた」。
ミツは生活費や父親の借金を返済すべく15の時から売春をさせられた。
ミツが就職した病院にも父親の借金取りが押しかけ、結局は風俗で働くこと
になり1000万以上は働いて返したとか。そんな環境だからミツの付き合
う男はみ〜んなヤクザで、前の彼氏なんかは現在服役中であり、どんな罪状
かと聞けば、小学生を誘拐監禁してシャブ漬にして売春させ廃人にしたなど。
真性ロリコン野郎がきけば血も騒ぐだろうが、そんな話は胸糞悪いだけだ。
そして私が許せなかったのは、そういうお涙頂戴的な話を美談の如く流暢に
喋り、あたかも自分がヒロインの様に捉え、「私が男だったらヤクザになって
いるんだろうな〜」などと自虐を喜ぶようなミツの考えだった。そして彼氏
は幹部だったとか色んな代紋の人と付き合った経験があるなど、いわゆる世
間知らずな「自慢話」まで始まったことだった。
そんな事はどうでもいいから「そんな事よりどんな内容を出来るわけ?AF
ぐらいは経験あるのかよ?」と
問うても、「普通のSEXなら出来るけど、彼氏がシャブ中だったからアナル
もローションなしでやろうとした事しかないから痛くて嫌」などとふざけた
返事。そう言われて私も黙ってられない「あのね、幹部かチンピラか知らね
えが、シャブ中のド素人と俺を一緒にするなよ、プロのテクを教えてやるぜ」
という話の流れになってAFを承諾させた。「ついでに言っておくが、どんな
人間を知っていようと上には上があるんだからな、お前がいくら粋がったと
ころで俺には通用しないぞ、それが世の中だという事を今日はお前に分から
せてやるよ」。
ということで、半鬼畜風な撮影へとなってしまった。
(やった事)AF、飲尿、フィスト。
ミツにとっては初体験な事ばかりだったらしく、涙と血の撮影現場だった。
と書けば、いかにも私がヤクザ以上の鬼畜となってしまうので弁解しておく。
涙というのも虐待の涙ではない。あくまで反省と感動の涙であり、シーンの
カットごとに休憩をとりその都度、私の人生観と行為に対する説明を織り交
ぜながらの撮影だったのだ。
おかげでAFは恐怖から快楽へかわり、最終的には「アナルフィストも出来
るようにして下さい」と、ミツの方から言うまでになった。
私もフィストはマリン以来の大技だったので、成功できてホッとした。これ
が本当の鉄拳制裁、いや精神注入鉄拳というやつだろう。
しかしアナルフィストはいきなりは無理、だから私の元へ通うよう指示。今
月中にはソレも出来るように仕込んでやろうと思っている。
嬉しい誤算だが、ミツは私のようなタイプの男とは出会った経験がなかった
そうだ。撮影が終わって「彼氏にならない?」との告白を受けてしまった。
さすがに、それには私も面食らってしまった。仕事には熱が入る私でも恋愛
に関してはまったくダメ。
「これを恋愛と勘違いしてはいけない、仕事での行為なんだよ。プライベー
トではこんな事はしないし、それに仕事とはいえ俺は不特定多数の女と接し
た生活をしている。そんな男に恋愛感情を抱けばミツは苦しむ事になるだ
ろ?」そう取り敢えず言っておいた。
ついでに、「ミツは今まで悪い環境の輪の中にいたんだ、そういう輪から脱出
するように努力しなよ。俺が喋った言葉で涙までするとは、そういう人間が
ミツの周りにいなかったからだろ?俺が元から素晴らしい人間ではないんだ、
俺の周りの素晴らしい人達が俺に言葉や人生観を教えてくれるから、俺はそ
ういう言葉を喋れるだけなんだよ。」と、ちょっと余計かもしれないが、そう
付け加えた。

ミツはアナルフィストを仕込まれるべく、私の元へ通うと言っているがそれ
も彼女の意思次第。私は去る者も追わぬが、来る者も拒まぬタイプ。
ミツの性格からして、これから一波乱も二波乱もありそうな予感はするが。

77677    11月14日   PM8時15分