テポドンが来る前に

梅雨の合間の晴天、夏の匂いがする一日だった。
笹塚まで行きジュンの家の住所転出手続き等をしてきた。ジュンも来月
からは豊島区民だ。ジュンはスカウトもできるらしい、街中に歩いてい
る女も 男よりは女に声を掛けられた方が警戒しないだろう。手始めに
ガサ入れされた店で働いていた19才の子を紹介してくれるそうだ。
19才の子とジュンが携帯電話で喋っている。
「いきなり拉致とか、ヘンな仕事を無理矢理とかないですよね?」と、
後輩にあたるその子はジュンの誘いを心配していたようだ。
「ヘンな仕事で悪かったな、そういう事務所なんだよウチは、と言いた
いところだけどジュンの知り合いなら無理もできねえな」と、私は言い
ジュンに安心させるようその子を口説けと指示をした。口説きのかいあ
って、その子は後日ウチを訪ねて来ることになった。そうだ事実私は拉
拉などしたことはない、無理矢理などもってのほかであり、全て口説い
た結果の撮影だ。その子にとって厳しい内容であるかどうかは別問題だ

それともう一人はジュンの古くからの友人で今は銀座で働いているそう
だが、これがエラいベッピン! 二人で写っているプリクラを何枚か見
せてもらった時「これじゃジュンが引き立て役じゃないか」と、思わず
言ってしまった(ジュンは怒っていた)。怒る必要などないのに、いくら
美人でも可愛くても、仕事(AV)をやらない女は私にとって何の価値
もないと、心の中で思った。銀座で稼いでいるハイクラスが脱ぐとは思
ってないが、脱いでくれれば棚ボタ。私もカップラーメン生活から脱出
出来るというもんだ。果報は寝てまて・・・か。
                      PM5時30分
マイミク織香さんへ 2
何となく、そんな気がしたのです。
いつまでも傷負い人ではいけないと思ったのです、恋愛に臆病になって
いるような気がしたので、私は賛成派なのです。例えそれが許されぬ恋
であっても、今の織香さんにとって傷心を癒す起爆剤となるなら上司の
遊び心を利用というか、遊びにのってあげても良かったのでは?
別に嫌な相手でもないのだし、一時の情事を楽しんで欲しかったのです
。それによって社内でギクシャクする子供とは思えないし、それを見込
んだからこそ上司はアプローチしたのでは?
織香さんも大人として、遊びの範囲内で割り切れるならいいと思ってい
るのではないですか?
上司も今回のアクションで織香さんがMだと言う事を見抜いた筈です。
もし上司がS気があるなら必ず再度のアプローチがあると思います。
織香さんの中のルールで浮気が許されるなら、社会のルールなど本当
に必要でしょうか?人の恋愛に正解などないのです。
失恋の傷口を癒すには、長い時間か新しい恋愛しかないのです。
私なら後者を選びます、浮気を大前提とした「遊び」を。

自分勝手な意見ばっかりでごめんなさいね。
でもさ、明日にもテポドンが降ってくるかもしれないって時に恋愛と
かサッカーとかAVとか・・・日本て平和だよね。
こういう悩みって、今は真面目に悩んでいるけど将来はきっといい思
い出になるから安心してなさい。それだけは正解だよ。

3612(214)           21日AM0時45分