恐るべし外房

鏡麗子さんへ 

えい‐ち【英知・叡智】
1 すぐれた知恵。深く物事の道理に通じる才知。2 哲学で、物事の        真実在の理性的、悟性的認識。また、それを獲得しうる力。 ..
知らない言葉でした。
麗子さん、いろいろな素晴らしい意見をどうも有り難う。
努力してみます。

ミクシーについても一理あるかもしれないね、確かに参加者の中には閉
ざされた環境の中でしか生まれない孤独感を漂わせる様な文章を書く人
もみかけます。それが宗教なのか、性格なのか、生い立ちなのかは分か
ませんが、そういう匂いを感じる人の割合が多いのは確かです。
レヴィというのも知りませんでしたが、そういったコミュニティもミク
シー会員の中にはいるでしょう。文章を通じて知り合うシステムですか
ら、そういった人達がミクシーの発案人だったと考えた方が理屈が通り
ますしね。麗子さんの優れた情報収集力と洞察力にはいつも感心させら
れます、「魂磨き」の努力もしてみます みてて下さい。
今度ゆっくりお茶でもしましょうね。

20日PM11時30分、実家を出発
   AM0時10分  F氏と合流
     2時30分  千葉大原漁港到着
     3時30分  出船
イカ釣り漁船は漆黒の闇の中、漁場まで一時間の船旅だった。
漁場である外房沖合いに船が到着した時は朝焼けで空も色づいてきたが
私は景色を眺める余裕はなかった。船酔いでそれどころではなかったの
だ、嘔吐し続ける私は青黒くうねる海や泡立つ波と、にらめっこであっ
た。食べた物は全て吐き、胃液しか出ない胃がよじれるように痛い。
今日の外房は台風の後の影響か異様に荒れていると感じた。昨日の天気
予報では「おだやかに晴れます」の言葉が恨めしい。
イカ釣りが始まり、初心者の私は慣れない「イカ角」という針で何度も
指を刺してしまい血だらけ。見かねた船長補佐みたいな世話焼き係りの
人が私を手伝ってくれてイカ釣りを教えてくれた。
私といえば嘔吐と目眩で手元を見るのも辛い、胃液の苦さを噛み締め
ながら涙を流しながら必死で釣りをしているのだ。
その人に「今日は海が荒れてますね」と聞くと、なんとその人は
「こんなの静かな方だ昨日は酷かったけどな」などと言う。
私は二の句が告げられず、「すいません宜しくお願いします」と言うの
が精一杯だった。恐るべし外房!!
だがこんな事で諦めるような私ではない、嘔吐地獄もそのうち慣れるだ
ろうと考え直し、何時かと時計を見たらまだAM7時前。沖上がりまで
5時間もある、涙が出たけど波のしぶきが跳ねたフリをし 教えてもら
ったやり方で釣りを続行奮闘したのであった。
その成果もあり、近日稀にみる ヤリイカ40杯という自己新記録!!
であれば良かったが、世の中甘くない。釣果ヤリイカ4杯に終わった。
しばらくもう船釣りはいい。
同行したF氏によれば、F氏の故郷の玄界灘と同等の波だそうだ。湾内
でしか船釣りをしたことのない私は、外海の怖さを知った。
今日は非常に疲れた、1万円以上を出費して8時間に及ぶ船酔い地獄で
お土産はイカ4杯とは・・・。
PS・書き忘れることろだったが、釣りたてのイカの吸盤の吸い付きが
なんともエロチックだったのでイジッていたら指を噛まれ血が出た。
※生き物で遊んではいけません。
51307(138)              PM11時55分