責任

あと何日かで4月も終わる。
今年も三分の一が終わってしまうのだ、師走に慌てて振り返る事のない
ように今年のあとの残りをどう過ごすか考えたいものだ。

PM9時 ささみからメールがあった。
驚いたことに彼女は、今回の件について慰謝料はとれないかを尋ねてい
る。
無理もない、気持ちは分かるが今回の妊娠と堕胎手術については両者の
合意でもあっただろうから慰謝料を請求するものではないと思う、相手
方が誠意として払うべき体質の金であると思う。
私はそれを、ささみが解り易いように説明してやった。
人を疑うことのない素直な性格の彼女に、いつまでも過去の過ちを引き
ずってもらいたくないし、本性を見抜けない子供のような彼女を手放し
てしまった私にも責任があると感じている。
彼女は自分の夢に向って努力すべきである、彼女の夢は子供のように漠
然と「有名になりたい」なのだ。 どのような形であれ有名になりたい
のなら私も多少は力を貸してやれる。
彼女が宝石のように輝いていてくれれば、それだけで私は幸せである。
「今は体を休めなさい、元気になったら電話してきなさいカラオケでも
遊園地でも好きなところをおごってやるから、一杯遊んでそれから次の
事を考えればいいんじゃないの?」と、言っておいた。
あいつから電話は掛かって来るだろうか?

49260 (66)            PM9時50分