ロクな事考えない時

ヒマがある時はロクな事を考えないもので、私も「生と性」について
考えてしまったので、今日はその一部を書き留めておこう。
極端な例を除いて、生ある者は性欲をもっている。その性欲を正しく
理解していると思っている者も多いだろう、では実際に自分とまったく
同じ「正しさ」をもつ者が何人いるか見渡してみればいい。
おそらく皆無だろう、それは人の数だけ性に対する見解の違いがあるか
らだ。つまり「正しい」モノなどないのだ、今までの経験上あるいは現
行の法律上無難であろうと思われている事を総じて正しいと一般的に論
じられているに過ぎない。時代によっても性は翻弄される、一番近い身
内である親子でさえ、性に対する見解が異なるのがいい例だ。
他人との性行為に至っては、自分と同じ正しさを持つ者を見出す方が至
難の業と言えよう。大筋で認め合うしかないのが通常であり、欲望を満
たす為には相手の精神的苦痛を伴うケースが多い。それを商売にしてい
るのが風俗やAVなどの裸の商売である。一見肉体を売買しているかに
見えるが、実は精神的な売買の要素の方が強い。
話がそれてしまった。(下書きなどしないので悪しからず)
「生と性」についてだった、何故このような事を考えたかといえば、少
子化の原因を考えていたからだ。少子化すると国力は将来衰退する、現
在日本は少子化の道を進んでいるが、これは間違った教育の結果ではな
いのか?と思っているからだ。間違った正しさを押し付けられた結果で
はなかろうか?
私は植物の趣味がある、植物は温室で管理すればいいと思っている人が
多いだろうが違う。それぞれの適温、湿度、日照時間がある、適当な条
件が満たされてないと狂いが生じるものだ。その植物の株自体は大きく
育っても葉ばかり伸びて(徒長という)花が咲かないし実が生らない、
つまり子孫を残すという重大な使命を果せない。これは現在の日本の姿
と相違している、経済大国として世界に冠する地位にありながら性に関
するあまりにも貧相な知識を、それで正しいと思っている者が多い。
子孫を残すという事は、子供達に将来を託し己は去るという事だ。それ
を勘違いして 子育てが大変とか、子供はいらないなどと本気で思って
いる成人が多いのは、そう思っている成人が温室育ちで徒長してしまっ
ているからだ。その徒長成人を作ってしまったのは間違った教育であり
間違った法律なのだ。つまり少子化を食い止めるには法律を改正するか
国が危機的な状況にならなければ無理だという事だ。
近年の例でいえば、石原都知事の思惑どうり歌舞伎町などは道徳上とて
もきれいな街になったと思う。だがあれを感謝する者とそうでない者と
果たしてどちらが多いと思っているのだろう?
私の師の一人は、石原裕次郎と親交があり師の初体験は「女も知らない
ようじゃダメだ、ついて来な」と裕次郎に言われ、行った場所が現在の
ソープだったと聞いている。
また少し、話がそれてしまったが この話は歌舞伎町一つとっても法律
の行使次第で性を悪くも良くとも思われてしまうと言う事だ。それを当
たり前と思わずに、本当に正しい性を追求していく姿勢が大事ではない
かと考えるからだ。性は生の根幹でもあるからだ。

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