我は海の子

やっと週末になった、天気もいい。
私のような仕事をしていると一年中フリーなので、特に休日もないが世間
の人はウィークデイに仕事をしているので、私も週末ぐらいしか遊べない。
明日は大好きな釣りにF氏と行く予定になっている、本当は今日からでも
行きたいのだがF氏は社長さんなので今日も遅くまで飲み会があるらしい。
真鶴へ行く予定だが、今回は場所を変えて いよいよ磯デビュー!
潮は中潮だが、風も少なく気温もそれほど寒くないようだ。
30センチオーバーの「メジナ」を釣った事がないので、今度こそはと期
待しているが、海の神ポセイドンに願いは通じるだろうか?
私は通常、防波堤で釣っている。早朝に一番乗りで到着したら必ずやる事
がある。 防波堤の先端に立ち海に向って立小便、そして「♪我は海の子
〜」と、大声で唱和する。他人に見られたら、あいつ気違いじゃないか?
と思われるかもしれないが、やってみれば分かるけど 気分がいいものだ。
そして何食わぬ顔で、いい場所に陣取り釣を始めるというわけだ。私が毎
回のように「小便と歌」を奉納してるというのに、30センチ以上の大物
が釣れた試しがないのはどういう事なのだろう?私からの贈り物が気に食
わないのだろうな、きっと海の神様は気難しいのだろう。
ところで「我は海の子」を、学校では教えてはいけない歌に指定されたの
を知ってるだろうか?理由は良く分からないが、どうせくだらん理由だろ
う。推察するところでは、「♪煙たなびくトマヤこそ、我が懐かしき住処
なれ」の歌詞にある「トマヤ」が原因ではなかろうか?「トマヤ」とは、
古い家というより「ボロ屋」という意味合いが強い。日本の庶民が貧しか
った頃の歌であり、当時の情緒があっていいと思うのだが、現在経済大国
となった日本国の唱歌としては不適切であると一部の気取り屋に評価され
てしまったのだろう。
当時の人達よりも、現代の人の心の方がよっぽど「トマヤ」なのに、何と
も皮肉な話である。
PS 看護婦の君へ 電話ありがとう。今回は「磯」といって危険な場所
   なので連れていけないよ。いつも行く防波堤の方が安全だからそっ
   ちに行こうね、君と行く時は立ちションなんてしないからね。
44688 (141)             PM3時45分