田舎者

カモが来ました
田舎の果てからネギまでショってカモが来た。
AVプロダクションをやりたいと長野の山奥からやって
来た野上君はAV男優兼、AV編集者である。
東京の暮らしに慣れたそうで欲が出てきたのだろう、今度は
プロダクションもやりたいと言ってきたのだ、しかも友達と
称する竹田君も同伴している。竹田君は資産家の一人息子。
前回プロダクションをやりたいと言っていたので、先ずは作
品のできるまでを勉強しなさいと言って野上君に男優の道を
勧めたばかりだ、もうあれから3年になるが今では監督業と
編集もこなすようだ。けして才能があるほうではないが彼なり
に努力しているらしい、最近東京に越してきたとは聞いていた
が野上君には致命的な欠点がある それは常識がないことだ
人当たりはいいが、挨拶や会話がまるで下手、人によっては
怒りを覚える場合もある、まあそんな彼だから男優ぐらいが
適職だろうと私は査定しているのだ。
プロダクションのノウハウを教わりたいなら授業料として、
300万を用意する事と、経営資金として月200万ぐらい
みとかないといけない旨を伝えると、彼は急用ができたから
帰ると言い出した。野上君はこういう人間だ。
野上君、君は男優をやっていたほうがいいと思うよ。