ナホォーズ

ナホォーズ

ナホォーズという料理の試食会。
某レストランにて新作を試食して欲しいとの依頼があり新宿へ出向く。

ナホォーズとは、どこぞの国の郷土料理で成人の祝いの席には欠かせないものだそうだ。

ナホォーズなど聞いたこともない、一体どこの国の料理なのだろうと不安が過る。

ナホォーズが出てきた。

白い皿にレタストマトなどの付け合わせがあり、皿の中央にナホォーズは鎮座している。

ニワトリの首(トサカ付き)を、茹でたものにドレッシングのようなものがかかっている。
なんとも不気味だ。

料理の説明が続く、本来は生ニワトリを2日ほど放置して腐りかけの方が風味がでるが日本人向けに茹でてある。
ドレッシングも、本来は牛の精子をかけるものであるがやはり日本人向けに工夫してるという。

そんなモン食えるかよ?工夫ったってどんな工夫なんだろ?
こんなもの売れるわけない、どんだけ土人なんだ?

と、思いながら説明を聞いている私。

でも試食会に参加した以上、箸をつけねば失礼にあたるし・・・
どうしたものか?

調理人の満面の笑みが印象的だ。

私は意を決してナホォーズを口に運んでみる。
味はない、
食感は鶏か魚かといったところ。

ここで目が覚める

実に不快な夢であった、
私は夢の続きを回想している、
ナホォーズの説明が続きナホォーズを完食したら願いが叶うなんて言い伝えでもあれば、良い夢だったろうになと。