今は土曜の午後
時がゆっくりと流れる元の生活へ戻って2週間。
虚無とか脱落感などといった心境はまるでない、まだヘルパー
スクールを卒業した頃と同じように心は燃えている。
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かと言って釣りへ行こうかとか、たまには柔肌を弄んでみるか
とかいう余裕は金銭的にもない。
最後の力を振り絞ってスカウトマンでも呼んで、また元の様に
ダラダラとした生活をしようと思えば可能である。だがその為に
最後の力を使うという気はない。それはもっと余裕ができた折に
でも本当の趣味としてやればいい。
・
などという煩悩のような心の悪魔がまだ私の心には存在してる。
それがどうしても許せない、自分を許せない。
本当の崖っぷちに立たぬ限り、自分を変える事など到底無理なので
はないか?と、感じ始めている今日この頃である。
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「本当の趣味として」?
それを女性が聞いたら何と思う、その子の親が知ったら何と思う?
好感はもたれないだろう、もたれないどころか嫌悪するだろう。
そう感じるのが普通の人の感覚だろうし、
私はそういう普通の感覚の人間になりたいのだ。
・
よく付き合いのあったスカウトマンの一人に60近い者がいる。
10代前後の若い子を専門に狙う凄腕だ、他の取引先も何軒もあり、
業種によっては驚異的な数字を残し、そこでは神と言われている程の
男だ。実際その者が連れてくる女だけで何年も経営している店もある。
その者は結婚しており妻がいる、だが子供はいない。
理由を聞けば
「自分の子供ができてしまって、もし女の子だったらその子を犯して
しまうかもしれない、それを自制する自信がないからです。」
と、その者は言ってた。
その者は渋谷をテリトリーにしており若い子に目がない、しかも自分
もナンパ師でありハメ好きである。軽く数千人は経験しているだろう。
その者は妻がいるのにそういったライフワークを謳歌できるのは、妻が
極度の鬱病だからである。
鬱病にSEXの効果は抜群である、それをその者も知っているから、夫婦
で浮気をしてそれをお互いに報告し合っているらしい。いうなれば妻の
治療に一役かっているという大義名分があるのだ。
・
では何故その妻を相手にしない?と訊ねると、
トシマにはまったく興味がない、勃ちもしないしそれも女房は知っている。
というような答えが返ってきた。
世の中には色々な形があるもので、それも一つの正解なのだろう。
・
余談になってしまったが、一人のスカウトマンを例にあげて説明した。
ここでいう趣味とはお互いが納得しているから趣味として成立している。
では、私の言う「本当の趣味」とは?
自分を許せない理由とは?
・
どうせ金目当てに付き合う相手だろうし、性欲は誰にでもある。それを
金や自慰で処理するのは自然の流れだろうし、何なら同じ趣味をもつ者
をサイトで見つけりゃいいのでは?
そんなに自分を責めるなよ、何を難しいこと言ってアンタ何様か?!
って思われればまだいい。
表面上はそういった人間を、趣味をつくろう事も簡単だ。
そんな店腐るほど知ってる。
そういった店の常連となり客として貢献すれば店や女の願望も満たして
やれる。つまり金を得る事を満たしてやれる。それは見知らぬシロウトに
対しても同じ理屈だ色々な出会いサイトがあるから簡単だ。
・
割り切った関係、行動、それは必要悪という枠の中でいくらでも可能。
そこで満足できればそれでいい。
数万の金と、数時間の浪費と、数グラムの射精で満足できればそれにこし
たことはない、普通のどこにでもある満足だ。
それで満足出来るのであれば私は自分を責めたりはしない。
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自分を滅したいほど苦悩している事の根源はそんなものではない。
気付いてしまった自分と、生まれ変わりたいと思う自分、それをしようと
して葛藤し、だけど簡単に抜け出す穴を知ってしまう自分。今回だって
あれほど自分を縛りつけようと試みたがどうだったか?
何やかんやと理由をみつけて抜け出し、しかも周りを納得させている。
勿論職場への復帰さえ可能の常態にある。職場の皆さんは私が突然辞める
と言い出した本当の理由は知らない、この日記を読んでる皆さんも本当の
理由は知らない、前回書いた「白旗」は言い訳の一つだ。
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プライドでもない、そんなもの真っ先に捨てている。
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ちょっとタイム・・
何を書こうとしていたか分からなくなってしまった。
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「生まれ変わり大作戦」はまだ続行中であるという事でした。
その難しさを表現しようとしていたのでした。
休憩終わり。
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ちょっと汚い例だけど。
トイレでウンコしてさ、紙で拭こうとしてまちがって指にウンチが付い
ちゃった経験あるでしょ。
あれとよく似てるんだよ。
突発的な失敗というか、想定外の出来事が自分の中にあると分かるとね。
ウンチの付いた指をトイレットペーパーで拭いても、トイレの水で洗って
も、なかなか嫌な匂いは指からとれないでしょ?
何度も指を匂って確認して匂いが消えるまで洗おうとするでしょ?
それと一緒。
私は自分の嫌な匂いを消したくてもがいているんだよ、その作業の一回目
が今回の転職だっただけで職場の問題ではないのよ。
そんな事をいつまでもしていたら信用も金も失っていくように思うが、
それは仕方ないことであり、そこで離れるモノは錆びと同じ。逆に得る
モノだってある、本当に信じられる、本当の環境、本当の満足。
だからこの先、何度も何度も匂いが消えるまで洗い続けるだろうな。
少なくとも「趣味としてやればいい」なんて下衆な思考がなくなるまで。
これは一生の大事業だからね、ひょっとすると一生かかっても出来ないか
もしれない。でも出来ればその時は、どんなに満足できることか。
「生まれ持った人の性格は変える事は出来ない、だが隠す事は出来る」か。
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出来る事なら
死ぬまでには味わってみたいもんだね、本当の満足ってやつをさ。
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とは言いつつも、現実に目を向ければ明日も求職をしなけりゃならん・・・
人生なかなか辛いってもんだぜ(笑)
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181170 H22 12月4日 PM12時35分