痺れ
昨日から右手の小指の第一関節から先だけが痺れて感覚がない。
他の指はまったく普通の状態だが、何故か小指だけ痺れている。
原因は何だろうと考えていたが、やっと思い当たる節に気付いた。
たぶん、ずーと同じ姿勢で長時間机に座ってジグソーパズルを
やっていたからではないだろうか?
昨日もほぼ一日、耳栓をして夜中の3時ぐらいまでやってた。
・
このくらい何かの事にに集中させないと、鬱ッ気のある私はすぐに
病気が悪化してしまうのだ。
上の住人も気を使ってくれて、足音や物音も静かになり気にならない。
大家さんも見舞いに来てくれた。
先週陳情するまでは、外で車のドアーを閉める音にさえ違和感を感じ、
些細な物音にまで恐怖するほど敏感になってしまっていた私である。
・
何か不都合や嫌なことがあると、それに集中してしまい過敏になり、
それが解決するまではそこから逃げ出せないのが私の悪い性格。
一度その病気が再発すると中途半端なことでは治らない、それこそ
一昼夜浮きに集中しながら釣りをしたり、今回のように吐き気がする
まで休まず何時間もパソコンのジグソーパズルをやってたり。
・
これが私のできる努力であり、療養の手段なのだ。
つまり私自身が問題なのではないだろうか?と、思うわけだ。
今回はたまたま住人のせいにしたり、住人や大家さんも理解してくれた
から良かったものの、もし解決できない問題だったら・・・?
そうなったら、別の世界へ逃げ出すか、さもなくば自分の存在をこの世
から抹殺してしまった方が早いだろうとも考えてしまうのだ。
この病気を患った者の中に、自殺者が多いのはそういった理由だろう。
・
近年ようやく認知されてきたが、このように一見普通にみえる生活を
している者でも、私のような病を患っている者は多いと聞く。
不自然な環境で理不尽な抑圧に圧迫され、それでも生きてゆくために
仕事をしていかねばならないコンクリートジャングル大都会。私がここ
を脱出できるのは何時なんだろう?そしてそれは可能なのか?
・
・・・てな事をナイーブに考えながらパズルをしていたら電話が鳴った。
相手は今日会う予定だった渋谷の熟女。
この子は未婚だし異性との恋愛関係もあまりないらしい。
「今日体調が悪くて会社を休みました。
うん、でももう良くなったの
沖本さんの予定はどうですか?早めの時間で会えますか?」
と、きたもんだ。
・
この子はいい歳なのに未だに「未婚」という事実が示すとおりの子。
たぶん社会に出てからも実家と会社だけを往復していたような子。
世間知らずもいいところだ。
会社を休むような体調になっていながら、私に会いたいとはどういう事
だ?そんなに私のプレイが良かったのか?それが分からないでもないが、
それでは私が困るのだ。
そんな体で私と会えばきっと裸になれば、もう一日会社を休む事になる。
もし彼女の体調の悪さの原因が風邪なら、それを私に移すことになる。
だから世間知らずなのだ。
第一この関係は恋愛ではない、これはSEX管理の一環なのだ。
・
SEX管理の重要性なポイントは、相手が心身ともに健康である事。
昼間の仕事をしている相手なら、その仕事に支障のない程度にする事。
家庭のある子ならなお更慎重にする事。
SEXでの未知の分野を開拓し、冒険心を持たせてやる事。
それにより、その行為がお金になる事を相手に教えてやる事。
愛情は注ぐが、それは仕事の為であって個人レベルの恋愛ではない事。
・
私は女衒としてもやってる。
だから、全てをあからさまに相手に伝えたりはしない。
「えっ〜?!会社休んじゃったの?大丈夫?
そんな体で無理しちゃいけないよ、
体が良くなったら会おうよ、俺はいつでもいるからさ、お大事にね」
と、お茶を濁した返事で受け答えた。
・
そして私は心の中で思っている。
いつまでもいい歳コイて恋愛気分でいるんじゃねぇぜ。
お前は商品なのさ、働けるうちは優しくもしてやろうじゃないか。
いずれお前もそういう世間の常識を知ることになるだろうな。
それに早く気付け!
その上で、お前にその気があるならいいが、
そうでないなら、早く俺から逃げ出してくれ!、と。
・
105910(97) 23日 PM5時15分