総選挙

予想通り、自民党が圧勝　よいことだ。
造反議員たちは、もっと勉強をして出直せ、今回の選挙は
一見、法案とか郵政に争点があるようにみえるが実はそん
な問題ではないのだ、今回の選挙は国民が選んだ親分（総
理大臣）の言うことを聞かないと大変な事になるよ、とい
う見せしめの要素を大いに含んでいるのだ、それが善悪は
ともかくとして、そういった状況を大衆はどう受け止める
かが、この選挙の争点である。結果は一目瞭然であろう、
これが日本の国民性であるのだ、数は力である、もし仮に
造反議員の数が自民党のように多ければ、造反議員の政党
が圧勝していただろう、これが何を意味するか？今の日本
の状況と照らし合わせてみれば答えが出てくる、有権者の
多くは高齢者であり急激な変化を望んではいない、安定し
た政権を望んでいる、「良く判らないが、もう少し小泉に
やらせて永い目で見てみよう、ここまで我慢したんだから
今更、改革も止める訳には行かない、それにしても造反？
何だあいつらは、お前らみたいに聞き分けのない議員がい
るから改革が進まないんじゃないのか。」そう思っている
国民が大半なのだ、だから自民党の公認さえ貰えれば、名
の知らない立候補者でも当選の可能性があったのだ。
小さな政党が、どんなに良い意見を言おうとも、造反議員
がどんな負け惜しみを言おうとも、無意味である。
私達は必要悪の世界として虐げられているから理解する。
私達がどんなに必要性を主張しても、国が許可しない
行為は違法行為とみなされる、本能的職業であるにも関ら
ず一方的に後ろ指を差され悔しい思いをしている、私達は
国に造反し必要悪の世界としてやっと密かに認められてい
る存在だからだ、私達は生活のために裸になって仕事をし
ている　それを天職と思っている者はいいが、そうではな
い者も多くいる　そしてそういった不幸な者を描いた作品
は<見てみたい>対象となるケースが多い、この心理こそ今
回の選挙のそれなのだ、小さい政党や造反議員が善戦空し
く敗れ去ってゆく様を、半分期待しながらもホッとしてみ
ているのが今の日本国民の大多数だ。これはもしかすると
悲しむべき実態かもしれないが、この事実を受け止めて生
きてゆく知恵のほうが私達には大切なのである。