金子の失敗

編集する人間にもいろいろいるよ
この前聞いた話だと、金子は通常5万円の編集費をかけて
いるらしい。
もう少し安いところがないか金子が探していたところ、川
瀬という奴が「ウチなら5万円以下でできますよ」と言った
らしい、そこで金子は川瀬に編集の仕事を3本やらせたそう
だ。 ところが編集があがって清算の段になり川瀬からの
請求書をみると 5万円×3本 計15万円也だったそうだ。
当然金子は川瀬に対し
「5万円以下でできると川瀬さん言ってましたよね」
と抗議したらしいんですよ、それに対し川瀬は
「だから5万円×3で請求したんですよ」と答えたらしい
これは実話である、金子にしてみれば騙されたようなものだ
ろうし腹の立つ話だが、数字上では川瀬に偽りはない。
川瀬の言った5万円以下とは5万円も含まれるからだ、ただ
道義上では川瀬の営業トークは不快感を残す。
AVの業界ではこういった言葉の行き違いや、説明不足が
多々ある。
AV業界の中で通用しても世間で通用しないことは山ほどあ
る、そしてそれさえ知らないで世間を渡ろうとする愚かな奴
が山ほどいる。ひょっとしたら私もその中の一人だと思われ
ているのかもしれないと思うと情けない。
私は脱AVを目指している、できることならAV業界で世話
になった人もいっしょに脱出させたいのだが、もしかしたら
それは余計なおせっかいなのだろうか?その人達はAV業界
で活躍しててもらった方がいいのかもしれない、厳しい世間
を知って改めて挫折させる必要もないのかもしれない。