週末山梨の一宮へ、桃の花を見に行ってきた
高速中央道の釈迦堂パーキングから一望できる風景もなかなかだが
一宮で高速を下り桃畑の農道から見る景色は格別である。
枯れた雑草の間からこの春芽吹いた雑草の花が咲き乱れ、踏み入れ
るとむせるような青草の匂い、辺りは一面の桃のピンクで まさに
桃源郷の様子を呈していた。
昼は山梨駅近くの「司」という店で名物のホウトウを食べた、季節
はずれの感もあったが、まあまあうまかった。
両親といっしょのドライブであった、父は去年古希をむかえ、母も
あと2年で古希である、あと何回ドライブに連れて行ってやれるか
、今健康であってくれる事がとてもありがたい。
そんな両親にも私は若い頃からずいぶん心配をかけてきた、ある時
は音信不通になり、ある時は警察沙汰だったり、私はなるべく心配
をかけたくないので仕事の話はしないようにしている、しかし親に
は分かるらしく 私が仕事の話をしない時は、あまり人様に言えな
い仕事なんだと思っているようだ。
今の仕事(AV関係)で行き詰ったとき金の工面をした事がある、そ
のときばかりは正直に話すしかなく、私は仕事を打ち明けた。
父親は「本能的な仕事だろうが危険な仕事だから気をつけろ」と言
い、母親は私の目をじっとみつめ
「もし、あんたが地獄に堕ちても私が蜘蛛の糸で引っ張ってあげる」
と言うのだ、私は目頭が熱くなった。
私も好きでこの世界にいるわけではない、私が好きなのは農業とか
盆栽である、ある程度蓄えがあれば そちらにいきたい、せめて両
親が生きているうちに、まともな商売をしたい それが叶わないの
なら、この業界のイメージを変えたいものだ。
どちらも難関だろうが、私はあきらめない。