大阪

大阪出張へ同行させてもらった、関西へ行くのは何年ぶりだろう
イメージとしてあった大阪より、人が少なかったのが印象的だ。
地名の随所に歴史を感じ、方言と料理の味で関西を実感した。

仕事の方は同行させてもらった先輩が準時こなしていたので私
の出る幕はなかったが、話しを聞いているとどうも景気の悪い
かんじだ、問屋の人間なので儲かってないように装っているのか
と始めは思っていたが、どうもそうではないらしい。
夜はM店の店長と3人で食事をした
店長は私の事を知っている人だったので、私も嬉しかった。
店長曰く、「沖本さんが普通の人なんで安心しました」
私はこのセリフをよく耳にする、私はよほど危険人物視されてい
るのだろう、たしかに私の今の作品だけを観ればそうかもしれな
いが、私は普通の人間だ。
誤解をまねく言動や映像が現存する事は肯定する。
それは布石であり計算されたものなのである、その場の思いつき
だけでは絶対に無理な作品だからである、だから私の真似事を
誰かがしようとしても失敗するだろう それぐらいの作品をただの
危険人物が撮れる筈もない。
私の作品は現在は大した評価もない、今から実績を積む事意外に
方法論もないが作品を観てくれた人からの評価は高い、それが私に
とってはせめてもの救いなのだ。
あえて大衆ウケ以外の作風にしている、これは私のポリシーでもあ
り真実を理解し得る者にのみ発信したいからだ。
基本的には、利用する物の価値はその者が決めればいいと思ってい
る、その意味では私の知らないところで私を知っている人がいると
いう感激をM店店長はくれた ありがとう。



PS 精神病と精心病は誤字ではないよ。