ロッキー

ある国ではスラングで変態を「ロッキー」と呼ぶ。

私の幼き頃の呼び名は「ロッちゃん」であった。

本名がヒロシなのでそう呼ばれていた。

かの地にてロッキーとあだ名されたところで違和感はない、むしろ幼名に似た響きに懐かしささえ覚える。
私は生まれながらにしてロッキーである、誰に教えられたものでも今さら隠す事でもない。

それが私なのだから仕方ない。

幼名にさえ、その片鱗があったとは知らなかったがこれもまた笑える話ではないか。