三隣亡

f:id:takeshiokimoto1:20210411074736j:plain三隣亡

介護の夜勤とは当日の夜勤と翌日の明け番をセットとします。
7連勤でしたので、14日間働きやっと楽しみにしていた休日に釣りに出掛けたのが昨日の土曜日でした。
真面目に働けば休日は楽しみでもありますが、何か特別なご褒美があるのでは?と思えるような期待感ある日でもあります。

しかし現実は甘くありません。運悪く季節外れの寒気の影響で風が強く釣りになりませんでした。
堤防の上は吹き付ける風と外気温4℃で体感温度はそれ以下、真冬でもこれほど寒さは感じないものです、耳も痛くなってきました。
そんな中で頑張って竿を出したのですが、海も荒れており狙いのイカメジナもまったくダメでした。
やっとアタリがきたと思ったら小さなカサゴの赤ちゃんでしたので、可愛そうに思い素手でそっと針を外してやろうと手に包んだらチクリ!
なんとカサゴの赤ちゃんではなく毒のある小さなオコゼだったようです。
私のちょっとした仏心に対しての自然からの返礼がこれとは!
刺された小指はジンジンと蜂に刺されたような嫌な痛みが続き痺れてきました。小指だけぷっくりとなり一時は拳を握れない程でした。

そうこうしてる間に、置き竿にしていたもう一本の竿にアタリが!
この竿はイカ専用に私が初めて購入してまだ数投しかしていないインナーラインの高級竿です。
アタリと共にズルズルっと海に竿が引き込まれそうになったので慌てて竿を押さえたのですが、なんと岩に当たり竿先がポッキリと折れてしまっていました。狙いのイカも付いてなく、ただエサのアジが暴れただけでした。何の恨みがあるのでしょう?!まったく自然てやつはご褒美どころか容赦情けもないヤツです。
でもまあ自然相手ではこんな事もあります今回は仕方ないと、
散々な敗北と失意とを背負い帰路につきました。
刺された小指もまだ痛みます。
こんな日は悪い事が重なるからと慎重に高速道路を運転しました。
しかもあれ程寒かったのに帰る頃には春の陽が差し、車中は冷房をかけていました。

帰宅して駐車場で別の車のサイドドアの開けようとしたら今度はドアが壊れて動かない!
以前から調子が良くなかったのですが、今回は修理に出さなければならない程です。でも今回はこっちの車は使ってないし自然との戦いとは無関係。
つまり、私が三隣亡だったと言う事だったのです。

こんな日は何をやってもダメ、
三隣亡の日だから。
人間関係にそれが起きなかった事をせめてもの幸いと思い早々に床に入りました。